ボーケイデザイン「SM10」ウェッジの「全ソール試打」を実施! 迷っているゴルファーは必見

世界のツアーで高い使用率と勝率を誇るボーケイデザイン「SM10」ウェッジがタイトリストから発売されました。「SM10」は豊富なロフトバリエーションとソールグラインドがラインアップされています。今回ソールグラインドが豊富な58度を芝の上とバンカーで打ち比べ特徴を見ていきました。

バンカーでは「K」グラインド(バンス14度)以外のモデルも抜けは抜群だった

 前作の「SM9」までのテクノロジーを踏襲しアップデートしたボーケイデザイン「SM10」ウェッジは、「ロフト別重心設計」と特別な熱処理がされた精密な「TX9溝」でバックスピンを最大化しています。

「SM10」の58度ウェッジには、5つのソールグラインドがラインアップ。芝の上とバンカーで実際に打ち比べてみた
「SM10」の58度ウェッジには、5つのソールグラインドがラインアップ。芝の上とバンカーで実際に打ち比べてみた

 ゴルファーが「SM10」を選ぶ場合、「ボーケイウェッジフィッティング」や「ボーケイウェッジセレクター」を利用して自身のプレースタイルと傾向に合ったウェッジを選ぶことができます。

 今回は、多くのゴルファーが使用する58度の「T」(バンス4度)「M」(バンス8度)「S」(バンス10度)「D」(バンス12度)「K」(バンス14度)という各種のソールグラインドモデルを実際に打ち比べ、特徴や違いをみていきたいと思います。

 まずはバンカーショット。「鉄板」といえる、ソール幅が広くバンスが大きい「K」グラインドはもちろん簡単に脱出できました。しかし、他のソールグラインドでも砂の抜けはバツグンでした。

バンカーショットの鉄板である「K」グラインドはもちろん、他のソールグラインドでも砂の抜けは抜群だった
バンカーショットの鉄板である「K」グラインドはもちろん、他のソールグラインドでも砂の抜けは抜群だった

 それほど砂が多いバンカーではありませんでしたが、フェースを開いても・開かなくてもヒール部分が砂の中に潜り、十分な高さで脱出することができました。

 特にフェースを開いてバンカーショットを打ちたいゴルファーなら、「T」「M」「S」グラインドは自分でコントロールしやすかったです。「D」「K」グラインドは多少硬い砂でも弾かれる心配なく、フェースを開かなくてもバンス効果を実感できました。

リーディングエッジが刺さらない「T」「M」グラインドは意外と簡単!?

 次にアプローチ。「T」「M」グラインドはローバンスなので、一般的には「リーディングエッジが刺さりやすく難しい」といわれています。

 しかし「SM10」は、実際に打ってみると意外にもローバンスの難しさは感じず、高いスピン性能を実感しやすいソールグラインドという印象を強く受けました。

「ローバウンスは刃が刺さる」といわれるが、「T」「M」グラインドは意外と難しくない
「ローバウンスは刃が刺さる」といわれるが、「T」「M」グラインドは意外と難しくない

 詳細にヘッド計測をしてみると、地面からリーディングエッジの高さが「T」グラインドで約5ミリ、「M」グラインドで約6ミリ確保されていました。かなり薄い芝でも打ってみましたが、「T」グラインドは若干シビアだったものの、「M」グラインドなら腕前に関係なく誰でも高いスピン性能と抜けのよさを実感できるのではないでしょうか。

「SM10」は、同ロフトならソールグラインドが違っても構えた時の「顔」は同じ。そのことが、意外にもローバンスが難しく感じなかった理由の一つかも知れません。

ハイバンスなのにソールが邪魔にならない! 安心感抜群の「S」「D」「K」

【画像18点】ボーケイ「SM10」の構えた見た目や仕上げの違いの写真を見る

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タイトリスト ボーケイ・デザイン ウェッジ SM10
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「SM10」の58度ウェッジには、5つのソールグラインドがラインアップ。芝の上とバンカーで実際に打ち比べてみた
バンカーショットの鉄板である「K」グラインドはもちろん、他のソールグラインドでも砂の抜けは抜群だった
「ローバウンスは刃が刺さる」といわれるが、「T」「M」グラインドは意外と難しくない
オーソドックスな「S」グラインドよりも、バンスが大きい「D」「K」グラインドの方が芝の上でソールが邪魔にならず安心感抜群
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