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規格外の飛ばし屋・幡地隆寛を開花させたのは“第3のプロV1”!? ドライバーは少数派の「GT4」を使用
先週開催の「バンテリン東海クラシック」で国内ツアー2勝目をマーク。今シーズンは「ニュージーランドオープン」での初優勝と合わせ計3勝となった幡地は日本男子ツアーきっての飛ばし屋としても知られています。果たしてどんなクラブセッティングで戦っているのでしょうか。
「プロV1x レフトダッシュ」を使い始めてから3勝
プロ入り当初から大器として期待されていた幡地隆寛。今季は豪州とアジア共催の「ニュージーランドオープン」で優勝すると、国内ツアーでも「関西オープン」、先週開催の「バンテリン東海クラシック」で2勝をマーク。今季、ブレークした飛ばし屋のクラブセッティングを調べてみました。
188センチという恵まれた体格で平均飛距離308ヤードの幡地。使用するクラブはPGAツアー選手以上の超ハードセッティングでした。
ドライバーは小型ヘッドのタイトリスト「GT4」。同シリーズはPGAツアーでも使用率No.1になっていますが、ほとんどの選手はヘッド体積460ccの「GT2」か「GT3」を使っています。対して「GT4」は430ccです。「GT4」を選んだ理由について幡地は次のように語っていました。
「『GT4』を初めて打った時、フェースにボールが吸いつくような打感がありながら、初速がアップしたことにとても驚きました。より心地いい打音になって、空力のおかげか振り抜けもよく感じます。自信を持って振れることで飛距離も精度も向上しています」
ちなみに幡地はボールも少数派の「プロV1x レフトダッシュ」です。その理由についても明かしています。
「初めて『プロV1x レフトダッシュ』を打った瞬間から、とくにドライバーでの飛距離にすっかり魅了されてしまいました。これまでバックスピンを抑えられるという理由で『プロV1』を使ってきたのですが、『レフトダッシュ』はその適正スピンのままで、さらに初速が出て距離を稼いでくれるんです。フィーリングの面でも打ち応えのある打感が自分の感覚とマッチしました。パターのタッチも良くなりました」
昨年までツアー未勝利だった幡地ですが、「プロV1x レフトダッシュ」を使い始めてから3勝を挙げています。
ユーティリティーはアイアン型の「U・505」を使っており、アイアンはマッスルバックの「620MB」という伝統的なツアーモデル。PGAツアーでも4番アイアンからマッスルバックを入れている選手はほとんどいません。
シャフトも超ハードスペック。ドライバー、3番ウッドは「ベンタス ブラック7X」で、アイアンは「ダイナミックゴールド ツアーイシューS400」。「ベンタス ブラック」のシャフトはPGAツアーでも一番人気ですが、ドライバーで一番多いのは60グラム台です。幡地が使う「7X」は米国でもハードな部類です。
今年プロ10年目を迎えた幡地は、使用クラブやスペックをみてもポテンシャルが高さが分かります。さらなる飛躍が期待できる選手です。
2024 幡地隆寛の最新セッティング
1W:タイトリスト GT4(ロフト角/10度 シャフト/ベンタスブラック 7X)
3W:タイトリスト GT3(ロフト角/16.5度 シャフト/ベンタスブラック 7X)
2U:タイトリスト U・505(シャフト/ベンタスブラック ハイブリッド 10TX)
4I-PW:タイトリスト 620MB(シャフト/ダイナミックゴールド ツアーイシューS400)
AW、SW:ボーケイ・デザイン SM10(ロフト角/52度、56度)
LW:ボーケイ・デザイン ウェッジワークス(ロフト角/61度)
パター:スコッティ・キャメロン ファントムX 11ツアー プロトタイプ
ボール:プロV1x レフトダッシュ
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