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- 「写真を撮るの忘れちゃう」 吉澤柚月が一時は単独首位 牛タン写真も“お蔵入り”に
プロ3年目の吉澤柚月(よしざわ・ゆづき)が大会2日目を5バーディー、ノーボギーの「67」で回り、通算9アンダーでホールアウト。午後組のスタート前には単独首位に立ち、ツアー初優勝が十分に狙える好位置で決勝ラウンドへ駒を進めた。
大会2日目はノーボギーのゴルフを展開
◆国内女子プロゴルフ
明治安田レディス 7月16~19日 仙台クラシックゴルフ倶楽部(宮城県) 6692ヤード・パー72
プロ3年目の22歳・吉澤柚月が大会2日目を5バーディー、ノーボギーの「67」で回り、通算9アンダーでホールアウト。午後組のスタート前には単独トップに立ち、ツアー初優勝を狙える好位置で明日の決勝ラウンドを迎える。

この日はショットとパットがかみ合った。
インスタートの12番パー3で5メートルを沈めてバーディーを先行すると、14番パー5でもスコアを伸ばした。後半の3番パー3では2メートルにつけ、8番パー3では4メートル、最終9番では7メートルを沈めて連続バーディーで締めた。
「ショットはいい感じで打てていたので、あとはパターがどれだけ入るかというゴルフでした」
雨の影響でグリーンは次第に重くなり、後半は上りのパットを何度もショート。「もう全然届かなくて」と苦笑したが、8、9番はいずれも横から下りのラインで「やっと届いたという感じです(笑)」と笑った。そんな言葉にも、飾らない人柄がにじむ。
5月のプレーオフで敗戦も「自分もできると自信に」
5月の「リゾートトラスト レディス」では河本結とのプレーオフに敗れ、ツアー初優勝を逃した。それでも「あれから、自分もできるんだという自信になりました」と、敗戦を成長のきっかけに変えた。
今季はQTランク76位で迎え出場権を持たなかったが、シーズン開幕後は推薦出場した試合で結果を残して第1回リランキングを突破。ここまで予選落ちもなく、年間ポイントランキング(メルセデス・ランキング)は21位と、初シード獲得が見える位置まで浮上した。
今季の平均パット数(パーオンホール)もツアー7位(1.7844)、パーセーブ率は11位(86.1111%)、リカバリー率3位(67.7165%)と、データからも調子の良さがうかがえる。
「『あ、撮るの忘れた』みたいなことが結構あります(笑)」
会場では、吉澤について歩くギャラリーや、応援タオルを掲げるファンも増えてきた。
プレーオフ後には「インスタグラムのフォロワーが1万人以上増えました」。現在は約3万6000人で、スマートフォンを開くたびに数字が少しずつ伸びていく様子に「すごくびっくりしています(笑)」と目を丸くする。
友人からは「ゆづ」と呼ばれているそうだが、ニックネームは「特にないです」と笑う。インスタグラムの投稿はゴルフの写真が中心で、私生活の写真はあまり見当たらない。その理由について聞くと、「プライベートで写真をほとんど撮らないんです。『あ、撮るの忘れた』みたいなことが結構あります(笑)」。
今週は仙台名物の牛タンを撮影したものの、「その写真が気に入らなくて(笑)。いい感じに撮れなかった」と周囲を笑わせる。親しみやすさを感じる人柄で、勝てばさらなる人気上昇も感じさせる。
もっとも、決勝ラウンドに入れば、上位へ行きたい気持ちが強くなりすぎることを自身も分かっている。特に「3日目は、自分にとって大事な1日」と位置づける。
「欲を出さずに、どれだけ自分のゴルフができるか。本当に“無”というか、何も考えず、終わったらスコアが出ている状況をつくるのが一番いい」
増えていく声援をエネルギーに変えながら、自然体で決勝ラウンドに挑む。(宮城県富谷市/金明昱)
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