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今季2勝目の山下美夢有はパターをチェンジ 通常の「2-BALL TEN」とは違うフェースインサートとは?
「大王製紙エリエールレディス」で今季2勝目を挙げた山下美夢有(やました・みゆう)は1勝目とは違うパターをチョイス。オデッセイの「2-BALL TEN」ですが、通常モデルとはフェースインサートが違っていました。
今季はショートスパンでパターをチェンジした山下美夢有
「大王製紙エリエールレディス」で今季2勝目を挙げた山下美夢有。約1カ月前の「富士通レディース」で優勝したときはピンのパターを使っていましたが、この試合ではオデッセイの『2-BALL TEN』を投入。ただし、それは通常モデルではありませんでした。
今シーズン平均パット数1位(パーオンホール)の山下ですが、今シーズンはパターをよくかえた1年でした。逆にパター以外の13本はスリクソン(ウェッジはクリーブランド)のクラブを使っており、1年間ほとんど変えていません。
パターは開幕戦では地クラブメーカー、リアライズの「スクワッド・プロト」を使っていましたが、5月上旬からオデッセイの「Ai-ONE トライビーム 2-BALL」に変更。さらに6月の海外メジャーでテーラーメイドの「TPコレクション ブラック デルモンテ クランクネック」にスイッチ。8月のパリ五輪でもテーラーメイドのパターを使っていましたが、9月の「日本女子プロゴルフ選手権」からピンの「PLD ミルド オスロ3」に変えました。そして、11月3週の「大王製紙エリエールレディス」ではオデッセイ「2-BALL TEN」を投入しました。
優勝会見で山下は新パターについて次のように話しています。
「いつも重たいほうがストロークしすかったのですが、なかなかグリーンに合わないというか、ストロークできていなかった。今週は軽いものを試してみようと思って使ってみたらタッチが合ってくれました」
オデッセイの「2-BALL TEN」は2021年3月に発売されたモデルです。しかし、山下が使っていたモデルは「2-BALL TEN リミテッドバージョン」。
通常モデルとの違いはカラーリングが青ではなくて赤になっていること。そして性能的に決定的に違うのはフェースインサートです。通常の「2-BALL TEN」はマイクロヒンジインサートを採用していますが、「2-BALL TEN リミテッドバージョン」はオデッセイの象徴でもあるホワイト・ホットインサート。よりソフトなタッチを出せるのが特徴です。
山下は昨年もオデッセイの「2-BALLブレード」を使っていましたが、「2-BALLブレード」もホワイト・ホットインサートなので、おそらくそのほうがタッチを出しやすかったのでしょう。
大会3連覇がかかる最終戦「JLPGAツアーチャンピオンシップ リコーカップ」のパターについては「まだ分からないです」と話していましたが、果たしてどのパターで挑むのでしょうか?
2024 山下美夢有の最新セッティング
1W:スリクソン ZX5 MkII(ロフト角/8.5度 シャフト/スピーダーNXグリーン)
3W、5W:スリクソン ZX MkII(ロフト角/15度、18度)
4U、5U:スリクソン ZX MkII(ロフト角/22度、25度)
6I-PW:スリクソン ZX5 MkII(シャフト/ダイナミックゴールド)
AW、GW、SW:クリーブランド RTX6 ZIPCORE(ロフト角/48度、52度、58度)
パター:オデッセイ 2-BALL TEN リミテッドバージョン
ボール:スリクソン Z-STAR XV
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