レディースなのにディープな真っすぐ顔!? 女性の悩みを研究して生まれたプロギア「CRYSTAL egg」をコースで打ってみた

「RS」シリーズなど、飛距離性能で高い評価を受けるプロギアは、新しい女性専用設計の「CRYSTAL egg（クリスタルエッグ）」シリーズを4月11日より順次発売しています。

　これまでプロギアの「egg」ブランドと言えば、「常識の殻を打ち破る」をコンセプトに斬新なテクノロジーを搭載したさまざまなモデルを世に送り出してきました。一方で今回リリースされた「CRYSTAL egg」の「egg」には「enjoy golf gear」という全く違った意味が込められているようです。

　広報担当者によると「CRYSTAL egg」の開発には3年の月日を要したといいます。女性ゴルファーのリアルな声を取り入れ、調査を重ねた結果「やさしくドローボールが打てるクラブ」に仕上がったようです。

　そこで今回は女性ゴルファーのレッスン経験が豊富なインストラクターの石塚かれんさんに「CRYSTAL egg」シリーズのクラブをコースで試打してもらい、その性能の評価を聞いてみました。

　ティーイングエリアで「CRYSTAL egg」シリーズをチェックした石塚さんは、構えた時の「顔」に従来のレディースモデルとの明らかな違いを感じたと話します。

「『CRYSTAL egg』のクラブはどれもフェース向きがスクエアで構えやすいですね。ターゲットに合わせやすいですし、打ち出す弾道もイメージできます。今まで見てきたレディースクラブの多くはフェースが左を向く設計になっていて、構えづらさを感じましたが『CRYSTAL egg』にはそれがないです」

「上達するという意味でも、クラブの顔はとても大切です。スクエアな顔のクラブを使えば、自分のスイングでボールをつかまえる技術が身に付きますし、飛距離もどんどん伸びていきます。ターゲットに対して真っすぐ構える技術も向上します」（石塚さん）

　上級者も満足できる顔に仕上げられた「CRYSTAL egg」ですが、打ってみると高弾道のドローボールがやさしく打てるようです。

「フェースのはじきが強くて、しっかりボール初速が出ていますし、簡単に高さが出ますね。ドライバーはもちろん、フェアウェイウッドやユーティリティーも楽に球が上がってくれました。今回はAフレックスのシャフトが装着されたクラブをテストしましたが、ある程度パワーがある人でも使えるしっかり感があります」（石塚さん）

「CRYSTAL egg」には、現代の女性ゴルファーのスイングに合う専用設計のシャフトが装着されています。石塚さんの使用したAフレックスは、クセのない挙動でシャフト全体がしなり、タイミングが取りやすい設計で、パワーのある女性でも扱いやすくなっています。もう一つの、Lフレックスは手元の剛性を高めに設計し、ダウンスイングでの強いしなりが得られるようになっていて、パワーがなくてもボールがつかまり、高いドローが打ちやすくなっているといいます。

　今回の試打を振り返って石塚さんは以下のように話します。

「レディースクラブのイメージが大きく変わりました。『CRYSTAL egg』はデザインも良いですし、アマチュアの女性ゴルファーが扱いやすいクラブだと思います。弾道の高さやつかまり、ミスヒットへの強さが備わっていて、やさしくゴルフができますね」

　女性の悩みを研究して生まれたプロギアの「CRYSTAL egg」は、今までのレディースクラブとは違う良さがあるようです。クラブ自体の性能でやさしくドローが打てるだけでなく、使い続けることでスイングそのものの向上を見込めるかもしれません。