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- 「アイアンよりも重いシャフトならOK」を信じちゃ危険! 適当に選びがちなウェッジシャフトの重要性と正しい決め方とは?
単品で購入する場合が多いウェッジですが、シャフト選びをおろそかにすると性能を引き出せない恐れがあるといいます。そこで、ゴルフフィールズユニオンの小倉勇人店長にウェッジシャフトと正しい選び方を教えてもらいました。
ウェッジもアイアンと同じシャフトにするべき
アイアンセットとは別に単品で買うことの多いウェッジ。ではウェッジのシャフトって、アイアンと同じでいいのでしょうか? 「重めがいい」という話も耳にしますが、その真偽をゴルフフィールズユニオンの小倉勇人店長に聞いてみました。
「基本的に私は、ウェッジもアイアンセットと同じシャフトをすすめることが多いですね。ウェッジを『こう使いたい』『こういうフィーリングで振りたい』という明確な意図があり、それをシャフトで実現したいというビジョンがある場合は別ですが、アプローチで使うクラブとはいえ大きくスイングすることも多いですし、アイアンと同じシャフトで振り心地をそろえたほうが結果はいいと思います」(小倉店長)

しかし量販店などでウェッジを買う場合にはシャフトの選択肢が少ない場合も多く、あまりメジャーでないアイアンシャフトを使っている人はとくに注意が必要だと小倉店長はいいます。
というのも、単品ウェッジのシャフトは、日本シャフトの「NS950」シリーズや、トゥルーテンパーの「ダイナミックゴールド(DG)」がほとんどで、日本シャフトの「モーダス120」などがちらほらある程度。
そのためアイアンにこれ以外のシャフトを使っている場合「同じシャフト」という選択が難しい場合が多いのです。カーボンシャフトのアイアンを使っている人も同様です。
「そういった場合、ウェッジにアイアンよりも軽いシャフトを選ぶのは基本的にはNGで、どちらかといえば重いほうがマシです。しかしその結果、アイアンシャフトは100グラム前後なのにウェッジのシャフトは130グラムもある『ダイナミックゴールド』とか、アイアンはカーボンシャフトなのにウェッジは『NS950』などという人が意外と多く、これが原因でウェッジのダフリが多いという人も少なくないと思います。私としては『重めがいい』をそのまま肯定できないんです」(小倉店長)
ウェッジにアイアンと同じシャフトの選択肢がない場合、多少時間やコストはかかるかもしれませんが、カスタムシャフトを選んだりリシャフトを考慮するといった工夫が必要かもしれません。
打ち急ぎがちな人は「番手ずらし」の秘策も有効
あくまでアイアンもウェッジも同じシャフトがベターという前提ではありますが、ウェッジを扱いやすくするためシャフトにアレンジを加えるテクニックもあると小倉店長はいいます。
それはウェッジにあえて9番アイアン用のシャフトを挿す「番手ずらし」という方法です。
アイアンは、下の番手ほど総重量が重くなるのがセオリーで、ヘッド重量もそのようになっています。そのためシャフトも、ヘッド重量が変わっても重さやしなり方がスムーズにそろうように調整されています。
これを利用して、ウェッジに9番アイアン用のシャフトを装着することで、ウェッジだけ少しシャフトを軟らかくすることができるのです。
「振り幅が小さいコントロールショットは、シャフトにかかる負荷も小さいので、シャフトのしなり量も小さくなります。その結果切り返しでタイミングが取りにくく、打ち急ぐミスが出るケースがあります。番手ずらしで少しだけシャフトを軟らかくすることで、このうち急ぎを防ぐ効果があるんです」(小倉店長)
このような細かな工夫は一般の量販店ではなかなかできませんが、ウェッジ用にちょうどいいシャフトがない場合などは、ゴルフフィールズユニオンのような工房に持ち込んで相談すると解決策を提案してもらえるかもしれません。
ウェッジのシャフトは意外とおろそかにしがちですが、小倉店長は「ヘッドよりも大事かもしれない」といいます。
そういった意味でも、アイアンを純正のカーボンシャフトで使っている人は、ウェッジまで同じシャフトのセットでそろえると安心ですし、単品を買う場合にも「シャフトありき」で考えることが必要かもしれません。
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