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- “めっちゃ売れた”だけじゃダメ? プロも惚れ込む「名器」と呼ばれるクラブの意外な共通点
毎年のように新作クラブが登場する一方で、長年売れ続けているモデルや復刻されるクラブも存在します。そうしたクラブは「ベストセラー」「名器」と呼ばれ、多くのゴルファーの記憶に刻まれてきました。では、それらのクラブにはどんな共通点があるのでしょうか。
プロの信頼と実績が「名器」をつくる
ゴルフクラブは毎年新たなモデルが登場する中で、改良を重ねながら長く販売されるブランドや、かつての人気モデルが復刻されることもあります。こうしたクラブは「ベストセラー」「名器」として多くのゴルファーから支持されています。
では、どんなクラブが“名器”や“ベストセラー”と呼ばれるのでしょうか。レッスンプロ兼クラフトマンの関浩太郎氏は、次のように語ります。

「クラブの“性能が良い”といっても、スライサー向きの性能もあれば、低弾道の人向けなどタイプがあります。ある人にとって最高でも、別の人には合わないことも多いんです。
一方で、幅広いゴルファーにマッチする“オールラウンドな性能”を持つクラブは、自然と売れ続ける=ベストセラーになりやすい。そうして長い年月を経たクラブが“名器”として語られることが多いですね」
さらに関氏は、「有名プロの使用」が“名器”誕生のきっかけになることもあると続けます。
たとえば、ジャンボ尾崎の全盛期を支えたマグレガーの「トミー・アーマーIMG5」は、元々1930年代に発売されたモデルで、バブル期には数十万円で取引された伝説のパターです。
また、テーラーメイドの「M2」ドライバーは、2016年の復帰戦でタイガー・ウッズが使用したことでも話題に。当時、プロ向けとされたM1ではなく、よりやさしいとされるM2を選んだことが注目を集め、ローリー・マキロイらもその後M2を使用しました。
関氏はこう付け加えます。
「新モデルが出ていても、あえて“型落ち”を使うのは珍しくありません。タイガーも自身のスイングとの相性を重視し、初代M2を選び続けたのは象徴的です」
2016年は、長年契約していたナイキがゴルフ事業から撤退した年でもあり、M2ドライバーはタイガーとテーラーメイドの新たな関係を象徴する一本とも言えるでしょう。
有名でなくても「自分だけの名器」になる
では、初心者や買い替えを考えているゴルファーにとって、「名器」や「ベストセラー」を選べば間違いないのでしょうか?
関氏は「参考にはなるが、すべての人に最適とは限らない」と話します。
「ベストセラーは幅広い層に対応する性能が魅力で、名器はその延長や、プロの使用によって評価が高まったクラブです。
ただし、どれだけ人気があっても、自分に合わなければ意味がありません。フィッティングや試打で、ちゃんと“自分の一本”を選ぶことが大切です」
とはいえ、長く使われ信頼を集めてきたモデルには、それだけの理由があります。候補のひとつとして触れてみる価値はあるでしょう。
「住めば都」という言葉があるように、世間の評価とは別に、自分にフィットするクラブこそが“名器”になり得ます。
ブランド名にとらわれず、自分にとっての「名器」と出合うこと。それが、ゴルフの楽しさをさらに深めてくれるはずです。
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