- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ギア・グッズ
- 上級者じゃなくてもHSがあれば使いこなせる!? キャロウェイ「Xフォージド」アイアン徹底試打
上級者じゃなくてもHSがあれば使いこなせる!? キャロウェイ「Xフォージド」アイアン徹底試打
キャロウェイの「Xフォージド アイアン」は、2024年モデルから2年を経てリニューアルされた一枚ものの軟鉄鍛造アイアンです。今作では素材をS20Cから、よりソフトなS15Cへ変更。そこで、プロ・上級者が求める打感、操作性、抜けのよさをQPこと関雅史プロが詳しく解説します。
S15Cらしい“ずしっ”とした打感とボールが乗る感覚
今回の大きな変更点は、素材が前作のS20CからS15Cに変わったことです。S15Cは前作よりも柔らかい素材とのことですが、実際に打ってみても確かに“ずしっ”とくる感じがあります。

球離れが速くパチンと弾くというより、フェースにボールが一瞬乗って、グッと押し込めるような感覚です。しっとりしていて、もちっとしている。いわゆる「乗り感」と表現したくなるような打感です。
もちろん、素材が変わったからといって、誰もが劇的な違いを感じるかというと、そこは人によると思います。ただ、ゴルファーはこういうスペックには弱いものです。S15Cと言われると、やはり「柔らかそうだな」「打感が良さそうだな」と期待してしまうし、実際に打ったときにも、そのイメージとつながる感触があります。
バックフェースの肉厚部分がスイートスポットの裏側にしっかり残されていることも、打感のよさにつながっているはずです。単なる柔らかさだけではなく、芯で打ったときのソリッド感がある。そこは一枚ものの軟鉄鍛造アイアンらしい魅力です。
スピンで止めたい人、ラインを出したい人に合う
このアイアンは、ただやさしく真っすぐ飛ばすクラブではありません。自分で打ち込んで、スピンを入れて、距離と方向をコントロールしたい人のためのクラブです。
ネックも長めで、重心を高くすることでスピンが入りやすい設計になっています。球を止めたい、ラインを出したい、番手なりの距離をきっちり打ち分けたいという人には、かなり魅力的だと思います。

一方で、寛容性がものすごく高いアイアンではありません。フェースのあちこちに当たるような人が、いきなり手を出すクラブではないです。100切り前後でも使えなくはありませんが、このクラブ本来の良さを引き出すなら、やはり90を切るくらいのゴルフ力は欲しいところです。
面白いのは、ヘッドスピードが速くて、体力もあるけれど、アウトサイドインが強くてスライスしやすい若いゴルファーにも、意外と合う可能性があることです。
少しグースが入っていて、ソールの抜けもいいので、上からカット気味に入っても極端に右へ逃げにくい。これは狙いというより副次的な効果かもしれませんが、パワーのあるゴルファーが強く振っても受け止めてくれる懐の深さはあります。
総合すると、Xフォージド アイアンは、見た目通りのアスリートモデルでありながら、ソール性能によって現代的な使いやすさを加えたモデルです。軟鉄鍛造らしい打感、ダウンブローへの強さ、スピンで止める性能を求める上級者には、かなり完成度の高い一本だと思います。
撮影協力:ゴルフフィールズ(東京都北区)
試打した人 関雅史(せき・まさし)/通称「QP」
1974年生まれ、東京都出身。クラブ設計理論やスイングメカニズムに精通し、試打インプレッションの名手として数多くのゴルフ専門媒体で活躍。プロフィッターとしての経験も豊富で、アマチュアからプロまで幅広いプレーヤーのクラブ選びをサポートしてきた。特に、クラブの性能を“打ちながら分解する”ように解説するスタイルに定評があり、最新クラブのインプレッションでは国内屈指の信頼を集めている。YouTubeチャンネル「QPのゴルフな日常」でも分かりやすい解説が人気。
- 1
- 2
最新の記事
pick up
ranking











