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- ゴルフ場にも猫型ロボットが出現!? 進化し続ける“非接触型”ゴルフ飯
新型コロナウイルスとの闘いを経て、ゴルフ場のランチタイムも大きく変わろうとしています。Withコロナ時代、ニューノーマルに対応する非接触型配膳ロボットの導入を決めたゴルフ場レストランが続々登場! ちょっとしたエンターテインメント性もあり、評判も上々です。
ネコ型配膳ロボがレストランで大活躍!
都留カントリー倶楽部(山梨県)では、新しい時代に対応する非接触型配膳ロボットの新規導入を検討するため、今年8月30日~9月1日までの3日間、IoT・AIソリューション開発の株式会社SGSTが手掛けるネコ型配膳ロボットの実証実験を行いました。
同CC内のレストランでは、シャトレーゼの新作デザートを好きなだけ味わえるとあって、配膳ロボットの実証実験期間中も多くの利用者が訪れました。ネコ型配膳ロボットは何の違和感もなくレストラン内の雰囲気に溶け込み、スムーズに走行!ホールスタッフの配膳や下げ膳業務を見事にサポートしました。
そこで同CCでは、11月15日から配膳ロボットを本格導入。
「思っていた以上のスムーズな動きに驚きました。初期設定時に走行するルート等を入力すると、配膳ロボットが人やモノにぶつかるようなことは一切ありませんでした」(同CCスタッフ談)
現在は配膳用に1台、下げ膳用に1台の計2台の配膳ロボットを稼働させている同CC。
「配膳ロボットを導入することで、作業効率が格段にアップしました。また、非接触という観点からみても、これからの時代にとてもマッチしていると思います」(同CC小杉副支配人談)
とのことで、将来的には各テーブルにオーダー用タブレットも導入し、さらなる非接触&効率アップを視野に入れているそうです。
ネコ型配膳ロボは実務性だけでなくエンターテインメント性もある
利用客が注文した料理を乗せて、配膳ロボットが各テーブルへと料理を運ぶ際には、音声で「到着しました。トレイから料理をとってください」の声。
この声に促されて利用者自らがテーブルへと料理を運ぶわけですが、利用者側にとっては少々手間とも思えるこの動作も含め、利用客からの反応は良好だとか。
利用者の中には、もの珍しさからスマートフォンで動画撮影する人や、ロボットの耳をなでたり、話しかけたりする人が続出。
ちなみにネコの耳をやさしくなでると「うれしいニャン!」という声とともに表情が笑顔に変わります。しつこく触り続けると「触らないで~」という反応も。
配膳ロボットは、すでに同CCレストランのアイドル的な存在となっています。
配膳ロボットの導入は、「単に省人化を目指したものではないんです」と語る、同CC小杉副支配人。
厨房とテーブル間を料理やドリンク、空いた食器類を持って何往復もするような重労働を配膳ロボットに任すことで、今までホールスタッフにかかっていた負荷を軽減することができ、またそこで生まれる余力を、よりホスピタリティあふれる接客サービスに生かすことができると言います。
都留CCでの取り組みは、人間とロボットの協働が今までにない豊かさを生み出し、総合的な顧客満足度アップに繋がることを証明する良い一例となりそうです。
都留カントリー倶楽部(山梨県)
1976年8月開場の歴史と風格のある丘陵・林間コース。2010年6月1日より「かえで(OUT)」、「富士桜(IN)」、そして羽川豊プロ監修のもと、新しく生まれ変わったチャレンジングな「もみの木(東)」の3コース27ホールで構成されている。
住所/山梨県都留市法能天神山1452
アクセス/中央自動車道・都留ICより5キロ
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