勝みなみ、鶴岡果恋の目に涙…明治安田生命の契約会見でサプライズ演出

　明治安田生命保険相互会社の記者発表会が1月21日に都内で行われました。

　今回の発表で、明治安田生命の契約選手は、勝みなみ、鶴岡果恋、小倉彩愛の3人となりました。3人は2022年3月11日からの「明治安田生命レディス ヨコハマタイヤゴルフ」にホステスプロとして参戦します。

　会見では、鶴岡が「ホステスプロとして出場する大会ですから優勝を目指したいです」と意気込みを語ると、小倉も「良いプレーをして多くの方に見ていただきたいです」と大会での活躍を誓っていました。これを受け、勝も「所属選手が増えたので今年は3人に注目してください」と、力強く話していました。

　会見の途中では、それぞれの幼少期からのゴルフの軌跡を編集したサプライズ動画も公開。家族と共に歩んできた日々の写真などが映し出されると、3人が感激で思わず涙を流すシーンなども見られました。

　なお、3選手は同社が新たに各地域で行う、小学生を対象にしたレッスンプログラム「明治安田生命Presents JLPGAゴルフ教室（仮称）」など、様々な活動もサポートしていく予定だと言います。

　21年に国内メジャーの優勝を成し遂げた勝。サプライズ動画を見た時には大粒の涙を流し「私は祖父母も含め家族に支えてもらいプロになれました。その道程を思い出して……」と心境を明かしていました。

　また、オフシーズンについては「今はスイングも含め、キャディーさんと話し合いながらいろいろなことに取り組んでいます。例えば、トレーニングではパワーを出しながら“しなやかさ”も追求する形にして体をイチから作り直しているんです。理想は、柔らかさがあってインパクトで力が出せる“ムチのような体”ですね。そのために低い態勢で粘ったり、股関節に乗るような動きを練習に取り入れています。目標は今まで達成できていない1シーズン3勝以上です」

　21年のメルセデスランキングで55位となり、今年のツアー前半戦の出場権を獲得している鶴岡のオフシーズンの課題は、パッティングと体力面の強化です。

「去年はパターのせいで流れに乗れない試合が多かったので、今はパッティングの距離感とタッチの修正に力を入れています。そのために目をつぶって打つなど感覚も養っていますね。それから、21年は連戦が続くと体重が落ちて良い成績が残せないことがあったので、1シーズンをフルで戦える体になれるように、とにかく食べています（笑）。朝は大きなお茶碗でご飯を食べ、肉類も多めに摂るようにしていますね。目標は5キロ増です！　今年は、まずは1勝したいですね」

　小倉は21年6月のプロテストに合格し、ファイナルQTも12位で通過。今年のツアー前半戦の出場権を獲得しました。彼女もまた体重を増やし、強い体を作ることに重点を置いています。

「オフに入ってからは1日に5～6食は食べていて、プロテインなども飲んでいますね。その結果、体重も2～3キロ増えました。ほかにも、1年を通じて戦えるスタミナを養うために1時間ぐらいかけて12～13キロ程走っています。トレーニングは週6日行っていて、そのなかにランニングや筋トレを入れているんです。技術面ではアプローチやパットなど、グリーン周りをメインに練習していますね。今シーズンはシード権の獲得と優勝が目標です」

　22年シーズンは3人の活躍に期待したいですね。