「腰を回せ」「体を回せ」が引き起こすスピンアウトのエラー動作
多くの人がダウンスイング時に「もっと腰を回そう」や「もっとボディーターン」といったイメージを持っていますが、結果としてインパクトでの回しすぎ、スピンアウトになっている傾向が多いようです。
スピンアウトしてしまうと、ダウンスイングがアウトサイドイン軌道になりやすく、スライスの原因になってしまいます。
「腰を回せ」という意識が強すぎるスピンアウトでは、フェースが開いたままインパクトを迎えてしまい、プッシュアウトの原因にもなります。
右方向へのミスが多い人は、「体を開かない」と意識した方がスピンアウトによるエラー動作を直せる場合もあるのです。
インパクトにかけて「腰を目標方向にちょっと前進」が必要
「腰を回せ」「体を回せ」というアドバイスをうのみにして「回しすぎ」になってしまっている人は、下半身を「ちょっと前進」するぐらいのイメージから取り組むのがオススメです。
ビッグデータによる実際のインパクトでも、腰はアドレス時よりも平均で30〜35度ほど回転しながら、同時に目標方向へ「ちょっと前進」していることが確認されています。
動きの順番でいうと、「数インチ移動(シフト)」をしてから「回転(ターン)」することで腕とクラブの通り道を作ります。
しかし「ちょっと前進」せずに「回し過ぎ」てしまうと、変な見た目(フォーム)になるだけでなく「当たらない」「飛ばない」「曲がる」といったあらゆるミスショットの原因になってしまうのです。