「あれ、クラブが1本ない…」 ゴルフ場でやってしまった“忘れ物” 中にはキャディーバッグごと忘れる猛者も!?

LUIS FIELD

2023年12月14日

ライフ

ラウンド中は身に着けて持ち歩く物が多いので、ゴルフ場のさまざまな場所で忘れ物が発生します。ゴルフ場でよく見かける忘れ物には、どのようなものがあるのでしょうか。

貴重品や小物類は要注意

 ゴルフはクラブやボールのほかにシューズや帽子、さらにはティーやマーカーのような小物類など実に多くの道具を必要とするため、ゴルフ場ではコースだけでなくクラブハウス内でも忘れ物が頻繁に発生すると言われています。

 では、ゴルフ場でありがちな忘れ物にはどのようなものがあるのでしょうか。全国でゴルフ場運営を行う株式会社東急リゾーツ&ステイの広報担当者に話を聞きました。

ゴルフは何かと道具が多いスポーツですが… 写真:AC
ゴルフは何かと道具が多いスポーツですが… 写真:AC

「本当にいろいろな種類の忘れ物があるので、こちらで全てを把握するのが難しいこともあります。コース内にクラブを置き忘れてしまったり、中にはキャディーバッグごとクラブハウスに忘れて帰ってしまうお客さまもいました」

「ほかには、着替えやシューズが入ったボストンバッグがフロント付近で放置されているケースもまれに見ます。また、帽子やグローブに加え、マーカーなどの小物は知らず知らずのうちに落としやすいものなので、届け出が多いのではないかと思います」

「さらに、ロッカールームに財布や鍵などの貴重品を忘れたままゴルフ場を後にしてしまうお客さまもいますね。忘れ物に持ち主の名前が分かるものがある場合は、チェックイン時に電話番号を記入していただいているので、こちら側から電話をする形をとっています」

 一方で、持ち主が分からない物の場合は、遺失物法に基づいて拾得から3カ月以内のものはゴルフ場が保管しています。後日落とし物に気づいた際は、なるべく早くゴルフ場に問い合わせて、プレーした日や氏名、何を落としたのかを明確に伝えましょう。

ラウンド中に見つけたらすぐマスター室へ連絡を

グリーン周りに置いたウェッジを忘れてそのまま次のホールへ…なんてことは避けたいです 写真:AC
グリーン周りに置いたウェッジを忘れてそのまま次のホールへ…なんてことは避けたいです 写真:AC

 また、コースを回っていると、前の組が落としていったと考えられる物を見つけることもあります。その際は、カートに取り付けられているナビゲーションシステムや無線を使い、すぐマスター室に一報を入れて拾得物の内容、例えばクラブの場合はメーカーや番手などの情報とともに拾ったホールの番号を伝えましょう。スタッフがその場に駆けつけて回収してくれます。

 重要なのは気づいたその場ですぐに連絡すること。持ち主へ早く届けることができますし、「紛失したかも…」と落ち込んでいる不安な気持ちを取り除いてあげることにもつながるはずです。

 ゴルフ場に物を落としたり忘れたりすると、スタッフや他のプレーヤーの手を煩わせてしまうことに。荷物の多いスポーツでもあるゴルフですが、当然ながら自らが責任を持って管理する必要があります。

 ゴルフ場内にはたくさんのスタッフやプレーヤーがいるとはいえ、必ず見つかる保証はどこにもありません。未然に防ぐためにも、スタート時やハーフターンの前後、ラウンドを終えて帰り支度をするときなどに必ず、身に着けていたものや荷物がすべてそろっているかどうかチェックする習慣があるといいでしょう。

【写真】やべ…ゴルフ場に置いてきた……こんな場所での忘れ物に要注意

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グリーン周りにウェッジを忘れるのはド定番中のド定番。サブバッグを携行すると忘れにくいが、中にはサブバッグごと忘れるツワモノも 写真:AC
乾燥室に雨具をかけ、ハーフターンで雨が上がって忘れるパターン、ラウンドが終わって少しでも乾かそうと入れてそのまま忘れるパターンなどがある
貴重品ボックスに財布やカギ類を入れ、目上の人にプレー代をおごってもらって財布を取り出す機会がなく忘れるパターン、スマホ決済で済んでしまい、財布を忘れるパターンなども
グリーン周りに置いたクラブは要注意 写真:AC
落とし物をした場合は遺失物届に必要事項を記入してマスター室に届ける
ゴルフは何かと道具が多いスポーツですが… 写真:AC
グリーン周りに置いたウェッジを忘れてそのまま次のホールへ…なんてことは避けたいです 写真:AC

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