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- ゴルフの疲れに効果がある!? トップアスリートも実践しているという「重炭酸温浴」ってなに?
気温の低い早朝からプレーするゴルフでは、季節の変わり目に起こりやすい“寒暖差疲労”に悩まされる人も少なくないようです。早春のゴルフをより快適に楽しむために、疲労回復に役立つ入浴法として注目されている「重炭酸温浴」を紹介します。
ゴルフは“寒暖差疲労”になりやすい!?
朝晩の気温の変動が大きい季節の変わり目には、“寒暖差疲労”に悩まされるゴルファーが増加するそうです。
“寒暖差疲労”は気象病の一つで、前日との気温差や一日の最低気温と最高気温の差が大きくなるほど起こりやすくなるといわれており、その症状は全身の倦怠感や冷え性、頭痛や肩こりなど実にさまざまです。
ヒトの体は体温を一定に保つために自律神経を働かせて皮膚の血管を流れる血液の量を調整したり、筋肉で熱を生み出したり発汗することで体温を下げたりしています。
気温による寒暖差が大きくなると、この自律神経が過剰に働き、その結果、疲労が蓄積していろいろな身体の不調が誘発されると考えられています。
寒い時間帯にスタートし、一日で最も気温が上昇する午後2時~3時ごろまでプレーすることの多い早春のゴルフ。日中の寒暖差によって乱れがちな体調を整えるための対策はいくつかあるようですが、そのなかでも手軽に試せるのが“入浴”です。
多くのトップアスリートが注目する「重炭酸温浴」
昨年開催されたWBC日本代表のダルビッシュ選手やオリンピックで活躍する多くのトップアスリートらが、疲労回復&パフォーマンスアップのために実践していることから一躍脚光を浴びたという「重炭酸温浴」。
「重炭酸温浴」とは、自然炭酸泉が湧くドイツの入浴法に着目して日本で開発された入浴方法で、重炭酸が溶けた41度以下のぬるめの湯にゆったり15分以上浸かるという温浴法です。
「重炭酸温浴」の開発者であり、株式会社ホットアルバム炭酸泉タブレットの代表を務める小星重治さんに、多くのトップアスリートに支持される、この入浴法について話を聞きました。
「コニカ(現:コニカミノルタ)勤務時代に出張先であるドイツのクアオルト(療養地)で、たびたび自然炭酸泉を体験したのが開発のきっかけです。驚くほど体が温まり疲労が取れる、ぐっすり快眠できて時差も解消。自然炭酸泉の効果の大きさに心から感動しました」
その後、小星さんの研究者としてのハートに火が灯り、ドイツの自然炭酸泉と同じ泉質の湯を日本で探しまわる旅が始まりました。そしてついに探し当てたのが大分県竹田市にある長湯温泉だったそうです。
「自然炭酸泉の地下では、発泡して噴出した炭酸ガスが中性の温かい地下水に溶解し、それが中和されて重炭酸イオンとなって吹き出していました。『この地下1000メートルで起こっている反応と同じような状態を、重曹とクエン酸を使って作り出せないだろうか?』と考えました」
その後、試行錯誤を繰り返し、長年培ってきた写真技術を応用して錠剤化することに成功。温浴効果で血行を促進させるタブレット『HOT TAB』は、今ではダルビッシュ選手をはじめ、多くのトップアスリートが実践する「重炭酸温浴」時に使用されることになったそうです。
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