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- 自宅からスパイクレスで“直行直帰”するゴルファーが増加! ゴルフ場側が想像以上に「やめてほしい」理由とは?
昨今では、ゴルフウエアのまま「直行直帰」するスタイルが浸透しつつありますが、ゴルフ用のスパイクを着用して入場するのはマナー的に許されるのでしょうか。
シューズに付着した菌がグリーンを傷めてしまう可能性
昨今では、ロッカーフィーを別途徴収するゴルフ場が増えたこともあり、ゴルフウエアのまま来場、帰宅する人も増えつつあります。そのため、どうせならスパイクも履いた状態で入場し、ラウンド前の準備時間をさらに短縮したいと考えるゴルファーもいるかもしれません。
特に靴底に鋲が付いていない「スパイクレスシューズ」であれば、クルマの運転やコンビニに寄る際なども支障がなく非常に便利ですが、マナー的には許されているのでしょうか。岐阜県にある、いわむらカントリークラブの支配人・志村努氏は以下のように話します。
「おそらく、どこのゴルフ場も同じだと思いますが、スパイクレスであってもゴルフシューズのまま来場することは推奨していません。最大の理由は、ゴルフ場以外で履かれたシューズにはさまざまな雑菌が付着している可能性があり、コースの芝が病気になる危険があるからです。滅多にないと思いますが、道路工事などしている場所から油分が持ち込まれることで芝に大きなダメージを与えることもあります」
「また、靴底の溝には石やゴミが挟まりやすく、そのままゴルフ場へ持ち込んでしまうおそれもあります。ゴルフ場側としてはメリットがほとんどないので、なるべく避けてほしいというのが本音です」

同ゴルフ場でも、利用者のうち約3割がスパイクレスシューズを使用しており、そのまま来場する人も一定数いるといいます。一方で、鋲が付いた「ソフトスパイク」を使用しているゴルファーは、アスファルトの上では歩きにくく鋲も摩耗するため、しっかりと履き替える人が多いようです。
では、実際に外部から持ち込まれた菌が原因で、芝が枯れてしまったケースはあるのでしょうか。志村氏は以下のように話します。
「今のところ、そのようなケースで芝を傷めた明確に断定できる事例は当ゴルフ場ではありません。というのも、結局のところ雑草の種や菌は山から風に乗って運ばれてくることもあるので、一概に何が原因なのか分からないからです」
「ただ、3~4ミリと短く刈るグリーンの維持費にはかなりの費用がかかっていて、特にベント芝は繊細なうえ、菌に弱い特徴があります。万が一、芝を傷めて交換するとなると、たった10平米直すだけでも、多くの時間、人手、費用がかかります。そのため、ゴルファーの皆様にはなるべく大切に扱っていただきたいです」
ピッチマーク(ボールの落下跡)を直さない、グリーン上を走るといった行為と同様に外履きで使用したシューズでプレーすることは、ゴルフ場にとって大きな脅威となり得ます。物価高や円安の影響で管理資材も高騰している今、ゴルファー側の配慮がこれまで以上に求められるといえそうです。
ビギナーにありがちな“スニーカーで代用”はもっとNG
また、昨今はスニーカーのままプレーしてしまうゴルファーが増加傾向にあり、非常に危険だと志村氏は話します。
「ゴルフ場は常に平らな場所から打てるわけではないので、立っているだけで大変な傾斜から打つシチュエーションもあります。その際、グリップ力の弱いスニーカーなどでショットをしてしまうと、滑って転んだり足を傷める危険性があります。『履き慣れたシューズでラウンドしたい』というビギナーもいますが、必ずゴルフシューズを着用してください」
スニーカーのように日常的にさまざまな場所で履かれているシューズには、より多くの菌や汚れが付着している可能性があり、「芝への悪影響」と「怪我のリスク」を考慮すると、ゴルフ場には不向きといえます。ゴルフシューズを履いての来場はゴルファーとっては楽でメリットがありますが、ゴルフ場側にはデメリットしかなく、美しいコースを維持するためにも避けるべきといえるでしょう。
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