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- キャンセル料厳格化の流れも“普通のゴルフ場”は強気になれない… “ドタキャン”に悩む現場のリアルな内情とは?
昨今、店を予約していたにもかかわらず直前でキャンセルする“ドタキャン”が社会問題となっています。ゴルフ場はどのように対策をしているのでしょうか。
一昔前よりも“ドタキャン”ゴルファーは増加傾向に…
昨今、飲食店やホテルなどで予約を入れたにもかかわらず来店しない無断キャンセルや直前キャンセルが社会問題となっています。これはゴルフ業界も例外ではなく、機会損失を防ぐため、大手グループを中心にキャンセル料徴収を厳格化する動きが加速しています。
では実際にゴルフ場予約をドタキャンする人はどのくらいいるのでしょうか。岐阜県にある、いわむらカントリークラブの支配人・志村努氏は以下のように話します。
「特に夏場の台風シーズンや、インフルエンザなどが流行する今の時期は、1日にだいたい1組は直前キャンセルがあります。学校で例えると、クラスに1~2人は欠席者が出るようなイメージですね。そのため、現在はそういったトラブルも加味したうえでシフトを組むようにしています。明確な理由は分かりませんが、一昔前に比べてドタキャンするゴルファーは増えたと感じています」
かつては「ゴルフ場がクローズにならない限りはプレーする」といった風潮もありましたが、時代とともにゴルファーの意識も変化しているようです。

特に長引いたデフレ下では「買い手市場」となり、ゴルフ場側が厳格にキャンセル料を請求しにくい空気が醸成され、常態化していたとも推察できます。そのような背景もあり、多くのゴルフ場では、キャンセル料の扱いに頭を悩ませているようです。
「当ゴルフ場ではあえて価格を低めに設定して1名に付き2200円のキャンセル料金を徴収しています。ゴルフ場によっては50パーセントや、全額を要求するケースもありますが、ペナルティーを重くしすぎて『気軽にキャンセルできない』というプレッシャーを与えてしまうと、予約に対するハードルが上がってしまうのではないかと懸念しているからです」
「ただ、事前に『1週間後に予約を入れているが、天気が悪そうなので悩んでいる』と相談してきてくれたお客様に関しては、『キャンセル料はいらないのでギリギリまで待っていただけませんか?』と提案することもあります。こちらとしても予約枠は確保しておきたいという思惑もあるので、そのような対応をとっています」
同ゴルフ場では、デポジットをとる仕組みがないため、振り込みでキャンセル料金を徴収しているそうですが、一見客など、支払いをしてくれない人も一定数いるようです。そのため、大手ポータルサイトのような事前決済を取り入れた仕組みの構築も検討しているといいます。志村氏は「冬の雨でもプレーしろというのは、風邪をひきにこいと言っているようで気が引けますが、運営上仕方がない部分がある」と複雑な心境も吐露していました。
「キャンセルの連絡すらない」ゴルファーが一番困る
また、一番困るのは、来るのか来ないのかが最後まで分からないゴルファーだといいます。
「結局、居酒屋のコース料理を予約した際と同じで、ゴルフ場側も利用するゴルファーの数に合わせてレストランの食材を準備したり、シフトを組み合わせたりしているので、来ないだけで大きな損失となります」
「特に今の季節は日没が早いので、1組がキャンセルとなった場合は後ろの組を早くスタートさせて、なるべく日があるうちに回ってもらえるようにしたいところですが、連絡すらもらえないと、そういった臨機応変の対応も難しくなります。そのため、必ず連絡を入れていただきたいです」
渋滞や事故等でやむを得ず遅刻をしてしまう場合も同様に、なるべく早めに一報をいれると、進行に大きな支障をきたさずに運営することができます。昨今は、物価上昇などの影響もあり、ゴルフ場側が被る損失も以前より大きくなっています。多くのゴルフ場が長く健全に運営できるようにするためにも、ゴルファー一人ひとりの配慮が必要になってきそうです。
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