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- 日産「リーフ」は隠れたゴルファーズカーだった!? 長距離移動が快適すぎる理由と高い積載能力を探った
クロスオーバーEVへと進化した新型「日産リーフ」は、長い航続距離と先進運転支援が大きな武器。ゴルフ場への長距離移動を快適にこなす“ゴルファーズEV”としての実力を検証した。
航続距離と運転支援が武器
日産リーフは、量産EVの先駆けとして知られるモデルだが、新型では従来の実用ハッチバックという印象から一歩進み、空力性能を意識したクロスオーバーEVへと進化した。
SNS上では「先代モデルに比べて大きくなった」との声も見られるが、じつは新型のボディサイズは全長4480ミリから4360ミリへ短くなり、全高も1565ミリから1550ミリへ低くなっている。日本の交通環境でより取り回しやすくなったボディサイズは好ましい。
ゴルファーにとっての関心事は航続距離だろう。ロングレンジモデルのB7は78kWhバッテリーを搭載し、一充電走行距離はWLTCモードで685キロ。高速道路を使って郊外のゴルフ場へ向かい、帰路に食事や買い物へ立ち寄るようなルートでも、いわゆる「電欠」(充電切れ)の不安はほとんどない。
ちなみに、55kWhバッテリーのベーシックなB5でも、航続距離は469〜521キロ。日常使い中心ならB5でも十分だが、遠方のコースや泊まりがけのゴルフ旅まで視野に入れるなら、B7の余裕は大きな魅力となる。

走りはEVらしく滑らかで力強い。アクセルを踏んだ瞬間から頼もしいトルクが立ち上がり、速度を静かに乗せていく。ティーショットで芯を食ったときのように、リキまず前へ出る感覚が心地良い。乗高速道路でのクルージングも落ち着いており、路面のうねりを穏やかにいなす感覚がある。
早朝出発やラウンド後の帰路では、運転支援の質が疲労度に直結する。そそこで注目したいのが、メーカーオプションで設定されるプロパイロット2.0だ。高速道路の同一車線内で、一定条件下においてハンズオフドライブが可能となり、追い越し支援や車線変更時のハンドル操作支援も備えている。
リーフはスポーティーさを押し出すモデルではないが、ゴルファーに必要な「疲れにくさ」と「安心して遠くへ行ける力」において、非常に完成度が高い。ライバルとなる輸入EVや国産ハイブリッドSUVと比べても、静粛性、航続距離、先進運転支援を高い次元でそろえている点はリーフの強みだ。
ゆとりの室内と荷室がゴルフ旅を支える
リーフの室内には、EV専用車らしいすっきりとした空間が広がる。
ロングホイールベースを生かして前後方向にゆとりを持たせており、後席に同伴者を乗せても窮屈になりにくい。ゴルフ場までの移動をリラックスして過ごせるのはありがたい。
キャディーバッグは横積み、または後席片側を倒して長尺物を逃がす積み方が現実的だ。2人乗車であれば、キャディーバッグ横積みでそのまま積み込める。3人乗車の場合は後席片側を倒し、キャディーバッグとボストンバッグを積み分けるなど、フレキシブルに対応できる。荷室は開口部が広く、フレキシブルラゲッジボードによって床面を整理しやすい。
ライバルのコンパクトSUV系EVと比べても、低床感のある荷室と静かな移動空間はリーフの個性といえる。

ゴルファーズカーとして見ると、リーフは単なるエコカーではない。静かで力強く、長距離移動も快適で、先進運転支援で疲れを抑え、荷室も趣味使いに対応する。B5は価格と実用性のバランス、B7は航続距離と余裕で選ぶグレードといったラインアップだ。
EVならではの価値として、Vehicle to Home(V2H)にも触れておきたい。
日産はEVの電気を家庭へ供給するV2Hを提案しており、災害時などにクルマを大きな蓄電池として活用できる。V2H用の双方向充電器を導入することで、日産リーフの電気を家へ送ることが可能になる。自宅に太陽光発電を設置している場合は、余った電気を日産リーフに有効利用できる。
週末のゴルフをより快適に、そして日常生活や防災面まで支えてくれる一台として、新型リーフはEV時代のゴルファーズカーの有力候補といえるだろう。
日産リーフ(B7 G 2WD)
◆全長×全幅×全高:4360×1810×1550ミリ◆車両重量:1920キロ◆モーター形式:交流同期電動機◆モーター最高出力:160kW(218PS)◆モーター最大トルク:355N・m(36.2kgf-m)◆一充電走行距離:685キロ(WLTCモード)◆定員:5人◆車両価格:599万9400円~(税込み)
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