ルアーフィッシング専門釣り場を開設した太田双葉CC
屋外で安全に楽しめることから、コロナ禍を機にますます人気が高まるアウトドアレジャー。
ゴルフも、その例外ではありませんが、自然環境に恵まれた広大な敷地に展開するゴルフ場の魅力をもっと多くの人に知ってもらいたい、もっと多様な楽しみ方を提案したいという、新たな試みが注目されています。

2021年11月6日、ルアーフィッシング専用管理釣り場「太田フィッシングクラブ」をグランドオープンさせた太田双葉CC(群馬・太田市)も、そのひとつ。
赤城山や浅間山を望む風光明媚な景観が魅力の同CCは、太田市街地からも程近く、北関東自動車道・太田強戸スマートインターからキロ(約7分)と好アクセスな点も人気です。
この好立地は、ルアーフィッシングを楽しみたい釣り人にとっても大きな魅力。比較的低地でニジマス釣りが楽しめるとあって、早くも人気の釣り場となっています。
ゴルフ場進入路入口から、ほど近い場所に開設された「太田フィッシングクラブ」は、もともとコース散水用の農業用灌漑池として造られた溜め池でしたが、25年以上も有効利用されずに放置されたままでした。
新型コロナ禍、さらにアウトドア気運の高まりを察知した現在のゴルフ場オーナーが「釣り堀として有効活用してはどうか」と発案。これを受けるかたちで、管理釣り場開設へと動き出しました。
スタート当初の2020年春ごろは、ゴルフ場スタッフも施工業者も、管理釣り場に関しては全くの素人。まずは他の管理釣り場の視察から始め、インストラクターの方々の助言を受けながら、試行錯誤の末、ようやくニジマスの放流に成功。2021年秋のオープンに漕ぎ着けたといいます。

「池周りの整備や安全対策、また水の確保や温度管理には大変苦労しました(ゴルフ場スタッフ談)」という、スタッフの並々ならぬ努力が実を結び、昨年11月のオープン以来、多くの釣りファンで賑わっています。
初心者や家族連れも安心して利用できるよう、レンタル釣り具の用意もあります。
現在、釣り場には管理棟や仮設トイレ、駐車場などが完備されていますが、飲食施設がないため、将来的にはゴルフ場のレストラン利用や大浴場の利用についても検討中だそうです。
また、隣接する休耕田を浚渫(しゅんせつ)して新たな池を造成したり、釣り場専用の飲食・休憩施設の新設や、グランピングが楽しめる施設の建設なども検討されているようです。
太田双葉カントリークラブ
住所/群馬県太田市西長岡町1524
アクセス/北関東自動車道・太田強戸スマートI.C.より5キロ
コース/天王C:9ホール・3073ヤード・パー36 御所ノ入C:9ホール・3174ヤード・パー36 愛宕C:9ホール・3300ヤード・パー36
プレー料金/平日:6760円(昼食別)~