「お客様は神様ですが…」ゴルフ場の営業担当者が選ぶ 困るお客さんワースト3

暖かくなってきて、どこのゴルフ場も来場者であふれているこの季節。来場者が増えれば、ゴルフ場にとって「ちょっと困った客」を増えるのは必然。そこで、ゴルフ場スタッフに「困ってしまう客」について話を聞いてみました。

一番困るのはスタート時間ギリギリに来る客

 2022年に入ってからもゴルフブームは継続しており、ゴルフ場は多くのお客さんでにぎわっています。2020年下半期以降、来場者数は右肩上がりに伸びており、今年の予約状況も好調だと言います。

 ただ、来場者が増えれば増えるほど多種多様な人々がゴルフ場に足を運ぶようになり、その中にはちょっと困ったお客さんもいるようです。ゴルフ場の営業担当者に本音を聞いてみました。

ゴルファーならスタートとプレーでは「時間厳守」を心掛けたいもの 写真:Getty Images

「基本的にはどなたでもウェルカムなのですが、ご存じのようにゴルフ場は大勢の方でフィールドを共有しますので、そのペースを乱すお客様は困ります」

「ゴルフ場が一番困るのはスタート時間ギリギリに来る人です。たとえばスタート時間が8時で、到着時間が7時50分だったりすると、後ろの組を先に出すことができればいいのですが、後ろにコンペが入っていると順番を入れ替えることができません。全体的な進行に影響を与えるので困ります」

「スタート時間が8時であれば、7時50分にはティーイングエリアで待機してもらいたいんですね。そう考えると、遅くともスタート時間の30分前には到着してほしいというのが本音です」

「30分前に間に合わないのであれば、できるだけ早めにご連絡いただきたいですね。ゴルフ場のすぐ近くまで来ているということであれば、前後の組を入れ替えて対応します」

「後ろにコンペが入っているときや、大幅に遅れそうなときは、同伴者の方には先にスタートしてもらいます。遅れた方はマスター室のスタッフがお客様とキャディバッグをカートで運び、途中から合流します」

「もしくはスタート時間を最終組の後ろにずらします。その日の混み具合や到着時間によって、ケースバイケースで対応しているというのが現状です」

2番目に困るのはスロープレーの客

 2番目に困るのは、こちらも全体的な進行に影響を与えるスロープレーの客。

「プレーの遅いお客様も進行に影響を及ぼしますから困ります。季節によっては日没にも影響する場合があります」

混雑しているときほど、時間を意識した「プレーファスト」を徹底したい

 スロープレーの一番の問題は、本人およびその組のメンバー全員に自覚がないことです。ゴルフ場でマーシャルカーからプレー進行を早めるように指摘されたことがある人は、おそらくスロープレーの兆候があります。

 率直な印象として、スロープレーの人は何度指摘されても直らない人が多いです。生まれつきのんびり屋さんなのでしょう。

 そういう人は2バッグか3バッグでラウンドすることをオススメします。前の組が4バッグであれば、のんびりとプレーできると思います。

3番目に困るのはコンペの組み合わせをなかなかくれない客

 3番目に困るのは、コンペの組み合わせをなかなかくれない客だと言います。

「たとえばコンペで10組の予約をした場合、2週間くらい前に『コンペの組み合わせをください』と連絡するようにしています」

「そうすると、すぐに組み合わせが入ってくるコンペもあれば、なかなか入ってこないコンペもあり、直前になって10組のコンペが6組になったりすることがあります。そうするとゴルフ場としては売り上げ機会の損失になります」

「土日のコンペで4組減りますと、客単価1万円なら1組4人で4万円。4組だと16万円のロスになります。幹事様もお忙しいのは分かりますけど、コンペの組み合わせをギリギリまでくれない上に予約に穴が空いてしまうと大変困ります」

「ウチのゴルフ場はこのようなケースでもキャンセル料を取っていません。本来であれば3日前はいくら、1日前はいくら、みたいなキャンセル料の設定を明確にしなければならないと感じています」

 新型コロナウイルスの流行以降、大人数のコンペ需要は減少しましたが、2022年に入ってからコンペ需要が徐々に回復しているという話も聞きます。

 コンペの幹事さんはなるべく早めに組み合わせ表を作成してゴルフ場に連絡してあげてください。組み合わせ表を送った後にメンバーが変更になるのはまったく問題ありません。組数と人数が早めに確定すればゴルフ場は安心します。

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