- ゴルフのニュース|総合ゴルフ情報サイト
- 記事一覧
- ゴルフの豆知識
- バスタオルを一人で何枚も使っていませんか? 風呂場の使い方でゴルフ場が困っていること
コロナ禍になってから、ゴルフ場のお風呂を使わなくなったゴルファーも多いのではないでしょうか? しかしコロナ禍も少し落ち着き、これから暑くなる季節は、ラウンド後にゴルフ場のお風呂で汗を流す人は少なくないはずです。そんなゴルフ場のお風呂、困った使い方するゴルファーは多いようで……。
一番困るのはバスタオルの持ち出し
日本の夏は高温多湿ですから、夏場のラウンドは汗をかきます。汗をかいた後の入浴は欠かせません。
ただ、ゴルファーの風呂場の使い方でゴルフ場が困っていることがあるようです。ゴルフ場関係者に話を聞いてみました。
「一番困っているのはタオルの持ち出しです。ウチのゴルフ場ではバスタオルを1年間に約1000枚買い足します。ホテルも併設しているので枚数が多くなっています」
「そのすべてが持ち出しによる紛失というわけではなく、古くなって廃棄する分の補充も含まれています」
「ただ、やっぱり新しいタオルがどんどんなくなるんですね。それで古いタオルばかりが残っていきますから、買い足しの枚数が増えてしまうのだと思います」
ゴルフ場のバスタオルがなくなるという話は複数のゴルフ場関係者から聞いたことがありましたが、1年間に約1000枚も買い足すというのは衝撃的な数字でした。
風呂場から持ち出すのはバスタオルだけでなく、ドライヤーを持ち帰る人もいるそうです。ドライヤーを簡単に取り外しできる状態で設置すると頻繁になくなるので固定式にしたという話を別のゴルフ場関係者から聞いたことがあります。
ゴルフ場の風呂場の脱衣所は利用時間帯によって貸し切り状態になることもありますから、バッグに入れてチャックを閉めてしまえば誰にも見つからないのかもしれません。でも、これは完全に犯罪行為です。
タオルやドライヤーの持ち出しはゴルフ場の経費負担になりますから、結局のところプレー料金に転嫁されます。そういう面でもやめてもらいたいです。
「あと、持ち出しではないのですが、お客様の中にはバスタオルを2枚使ったり、タオルを2枚使ったりされる方もいます」
「こちらとしましてはお一人様につきタオル1枚バスタオル1枚の使用を想定しています。でも実際は来場人数よりもかなり多くのタオルの枚数を洗濯しています」
「それだと効率が悪いということで、タオル1枚とバスタオル1枚をビニール袋に入れてロッカーに置いたこともあります。ただ、その作業も手間になりますから、悩ましいところです」
タオルの使用枚数なんてまったく気にしたことがありませんでしたが、言われてみればバスタオルを腰に巻き、別のバスタオルで髪の毛を拭いている人を見かけたことがあります。
これは別に犯罪行為ではありませんから、スタッフが見つけたからといって指摘することもないでしょうが、内心では悩みの種になっているようです。
湿布やばんそうこうが排水溝に詰まって困る
また、これはゴルフ場のお風呂特有の悩みなのかもしれませんが、湿布やばんそうこうが排水溝に詰まって困るという答えも返ってきました。
確かに風呂場の脱衣所でゴルフウエアを脱ぐと、湿布やばんそうこうを貼っている人がけっこういます。「皆さん、いろんな痛みを抱えながらゴルフをされているんだな」と思っていましたが、湿布とばんそうこうは脱衣所ではがしてから入浴してほしいというのがゴルフ場の本音だそうです。
さらに、SDGsに向けた取り組みの一環で2021年から風呂場のビニール袋を廃止し、エコバッグの販売を開始したところ、最初のうちは「なんでビニール袋がないんだ」とかなり頻繁に言われたそうです。
そのようなお客さんにはエコバッグの購入をおすすめしたところ、エコバッグはまったく売れなかったとのこと。
「今でも雨が降った日は『ビニール袋はないの?』と聞かれることはありますが、ウチはそのまま押し通しています」
ゴルフ場の主役はコースであり、風呂場はあくまでも脇役ですが、脇役の使用方法だけでもこれだけ多くの悩みを抱えていることが分かり、ゴルフ場という施設を運営することの大変さをあらためて思い知りました。
最新の記事
pick up
ranking