実はアプローチやパターは上級者でも苦手
スコアの半分近くを占める「アプローチとパターの練習は必要か?」とは、今回も無茶なテーマですね。ただハッキリ言って「つまらない練習」をしても、ほとんど身にならないです。
プロや上級者がアプローチ&パターを一生懸命練習しているのは「結果がよくなるから」の一言に尽きます。
ただ、シングルの腕前でも「アプローチイップス」「パターイップス」気味の人はたくさんいます。上級者になるほどセカンドショットでグリーンに乗るため、アプローチを打つ回数はラウンドで数回程度です。アプローチで寄せワンをバンバン取っているかというと、実はそんなことはありません。
パッティングにおいて、スコアメークに長けた上級者がうまいと証明するデータは「パーオンしている時の平均パット数(パーオンパット数)」が少ないことです。
「100切り」「90切り」ゴルファーに比べ、長いパットをOKまで寄せる距離感やタッチに長けています。
しかし、「入れごろ外しごろ」の短いパターがバンバン入っているかというと、そんなこともありません。シングルゴルファーやプロでも、ショートパットに苦手意識が強い人は多いです。
極端な話、仮にアプローチが苦手でもショットでグリーンに乗せれば「100切り」「90切り」は可能です。ショートパットが苦手でも、ロングパットの距離感が合っていて2パットなら問題なしです。
みなさんがショートゲームの練習に身が入りにくいのは、「やっても結果に反映していないから」と感じているからなのです。