原英莉花と西郷真央の海外進出には興味ナシ
今やオフシーズンの恒例行事ともいえる「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクションISPS」。メディア公開日となった2月11日、ジャンボ節が久々に聞かれた。
その標的となったのが、愛弟子の原英莉花だ。19年から3年連続でツアー優勝を飾り、20年には日本女子オープンとJLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップの公式戦を制している。
当然、昨季はメルセデスランキング1位を狙う位置にいてもおかしくなかったが、31位に終わってしまった。師匠であるジャンボからもそれなりのチェックは入り、あとはどうやって自分のものにするかが、このオフの課題でもあった。
「昨年1年間は嫌というほど苦しんだからね。アイツ自身も自分の頭の悪さや体の悪さを分かってきたのか、今年は頑張るといい切っていた。今年で25歳だし、それまでに大輪の花を咲かさないとな」とジャンボ。
20歳過ぎの頃なら勢いとパワーで結果がついてきたが、いつまでも続くものじゃない。それを補うトレーニングや考え方を身につけなければ、ツアープロとして短命に終わるという思いがあるのだろう。
「ゴルフ以外でいつも主役だけど、ゴルフで主役になってもらわないとな」と言いつつも、オフの練習風景を見て、「今年は期待できる」と予想した。
また、昨年の前半に5勝を挙げながらも、終盤に調子を崩した西郷真央に関しても心配はしていないという。
「本人が悩んでたから、たまにちょこっとアドバイスしたけど、間違いなくよくなってるよ」と太鼓判を押す。
もっとも、原と西郷の海外進出に関しては興味がないようだ。「本人たちがやりたいならやればいいし、オレ自身は特に目指して欲しいとは思わないな。まあ、世界を知らないオレにはよく分からないよ(笑)」と、まずは国内で常に上位で争う力をつけてからの話だろう。