キャディーの負担を減らすため!? 復活気配のリッキー・ファウラーが水筒を持ち運ぶ姿に再注目 | e!Golf(イーゴルフ)|総合ゴルフ情報サイト

キャディーの負担を減らすため!? 復活気配のリッキー・ファウラーが水筒を持ち運ぶ姿に再注目

PGAツアーがツイッターを更新。全米オープン最終日を首位で迎えるなど復調気配のリッキー・ファウラー(Rickie Fowler)が、常に自分で水筒を持ってラウンドする様子を追った動画を公開しました。

トラベラーズ選手権では自己ベストの「60」

 PGAツアーがツイッターを更新。全米オープン最終日を首位で迎えるなど復調気配のリッキー・ファウラーが、常に自分で水筒を持ってラウンドする様子を追った動画を公開しました。

PGAツアーのツイッター(@PGATOUR)
PGAツアーのツイッター(@PGATOUR)

 ラウンド中いつも水筒を持ち運ぶ姿がトレードマークのようになっているファウラー。動画では、ショット時は足元に置いたりキャディーに持ってもらうものの、歩くときはいつも自分で持ち運び、競技委員と握手を交わす際にも水筒を小脇に抱えている姿をとらえています。

 PGAツアー公式は「リッキー・ファウラーが彼の水筒を愛するのと同じくらい、あなたのことを愛してくれる人を見つけなさい」と、独特な表現でファウラーにとっていかに欠くべからざるプレーのお供であるかをつづっています。

 しかし、ファウラーが自ら水筒を持ち運ぶのは、彼が人一倍水分をとるからだけではなく、彼の“いい人すぎる”人柄を象徴するものでもあるのです。たくさん水分をとりたいがために満タンにした水筒はかなりの重さになるため、ただでさえ重いツアー仕様のバッグを担ぐキャディーの負担を少しでも減らそうという思いやりから出た行動なのです。

 全米オープン翌週のトラベラーズ選手権では3日目に自己ベストスコアの「60」をマークするなど、完全復活まで、あとは優勝という結果だけのファウラー。その優しすぎる性格がここ一番の勝負での弱さにつながっていると見る向きもありますが、その人柄だからこそ、完全復活が世界中で心待ちにされているのではないでしょうか。

リッキー・ファウラー(Rickie Fowler)

1988年12月13日生まれ、カリフォルニア州出身。オクラホマ州立大学を経て2009年にプロ転向。12年ウェルズファーゴ選手権で初優勝を果たし、ツアー通算5勝。ここ数年は不振にあえぎ、メジャーの出場権を失うこともあったが、23年全米オープンでは最終日最終組で回って5位タイに入るなど復活を印象付けた。日系人の祖父を持ち、「ユタカ」というミドルネームを与えられている。

【動画】キャディーを気遣い自ら水筒を持ち歩く“いい人”すぎるリッキー・ファウラー 実際の映像
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