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- 「ペブルビーチには行きたかったけど切り替えた」 小祝さくらが地元・北海道で今季初優勝
国内女子ツアー「ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ」最終日に小祝さくら(こいわい・さくら)が3バーディー、2ボギーの71で回り、通算12アンダーで今季初優勝、ツアー9勝目を飾った。
心の中で「集中!」と自分に言い聞かせ
◆国内女子プロゴルフ<ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ 7月6~9日 真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道) 6611ヤード・パー72>
北海道出身の小祝さくらが、悲願だった地元開催のトーナメントを制した。「ミネベアミツミレディス 北海道新聞カップ」の最終日、最終組で首位から出た小祝さくら。同じ北海道出身の菊地絵理香、宮澤美咲と4日間同組という珍事も話題になったが、小祝は終始落ち着いていた。
「周りのスコアや優勝を意識していました。朝は風が吹いていたので、あんまりガンガンバーディーを狙っていける感じではなかったので無理せずにプレーしましたが、前半で2バーディー取れたことは大きかった」
前半は3番と6番のパー5でバーディーを奪取。9番パー4をボギーにしたが、2位に4打差をつけて後半へ。ここからも油断することなく、「自分がボギーを打たないようにしっかりマネジメントしていました。残り16、17、18番は難しいので、最低でもパーを取ることを考えていました」と集中した。
しかし14番パー3でボギーを叩いてからは、「あらためて気合をいれないといけないと思った。キャディーさんにもここは集中しないとダメと言われて。心の中で『集中!』と言い聞かせるんです」と、終盤で気持ちを入れ直した。
17番パー3で6メートルのバーディーパットを沈めたのは、その集中力の証。最終ホールをパーとして通算12アンダーで逃げ切った。地元での優勝は初で、通算9勝目を手にした。
実は小祝は今年の全米女子オープン出場を狙っていた。そのチャンスは十分にあったが、4度の予選落ちなどで、7月3日時点の世界ランキング75位以内に届かなかった。
喜怒哀楽が伝わりにくい天然ぶりは相変わらずだが、今年の全米女子オープンは会場がゴルファー憧れの地でもあるペブルビーチゴルフリンクスだったこと、さらに史上最多22人の日本選手が出場するなど、小祝も当然そこに身を置いて挑戦してみたかったに違いない。
「ペブルビーチには行ってみたかったけれど、行けないことになってからはすぐに切り替えられました。またいつかチャレンジしてみたい」
それと引き換えにつかんだ今大会での優勝は、地元ファンにとっても朗報だった。今週は女子ツアーがオープンウイークで、来週から後半戦がスタートする。「メジャー優勝や地元で2勝目を目標にがんばりたい」。“黄金世代”の25歳はまだまだ成長過程だ。
小祝 さくら(こいわい・さくら)
1998年4月15日生まれ、北海道出身。98年度生まれの“黄金世代”の1人として2017年にプロ入り。19年サマンサタバサガールズコレクション・レディースで初優勝。22年シーズンは2勝を挙げて、メルセデスランキング7位に。ツアー通算9勝。ニトリ所属。
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