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- 流れを逃した序盤、修正の後半――渋野日向子が見つめた“現在地”
主催者推薦で出場している渋野日向子(しぶの・ひなこ)が、国内女子ツアー「富士フイルム・スタジオアリス」初日を1バーディー、2ボギーの「73」でプレー。1オーバーの57位タイ発進となった。
明日こそギャラリーの期待に応えたい
◆国内女子プロゴルフ
富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 4月10~12日 石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県) 6580ヤード・パー72
勝負ごとにタラレバは禁物だが、それでも渋野日向子はそう思わずにいられなかった。2番パー3のバーディーパットだ。ピン手前2.5メートルにつけるナイスショットを放ち、上りのラインを残したが、打ち切ることができず、ボールはカップの手前で止まった。
「やっぱりグリーンの傾斜も強く、すごく慎重にいっている感じなので、それが出てしまいましたね」
渋野に限らず、どの選手もグリーン上の大きな傾斜に戸惑いを隠せなかっただけに、序盤で気持ちのいいパッティングを決め、流れをつくりたい思いは強かったはずだ。

絶好のチャンスを生かせなかったことが響いたのか、続く3番パー4ではバンカーショットを寄せ切れずにボギー。さらに6番パー5ではティーショットを左に大きく曲げたものの、ボールが木に当たって左ラフへ戻る幸運もあったが、グリーン手前からのアプローチを寄せ切れず、再びボギーを叩いた。
「あのティーショットは最悪でした。せっかく助かったのにボギーを叩いたのは、すごくもったいなかったです」
結局、前半はノーバーディー、2ボギーの「38」と苦しい展開。それでもハーフターンの間にショットが乱れた原因を冷静に見つめ直した。
「うまく体が動いていないというか、上半身が強いなと思ったので、下半身をしっかり使おうと頭の中で整理しました」
手打ち気味になっていたスイングを修正し、下半身リードを意識。後半は素振りで確認しながら臨んだことでショットは立て直したが、今度はパッティングが決まらない。最終的に1バーディー、2ボギーの「73」で回り、57位タイと出遅れる結果となった。

それでも最後まで渋野を応援するギャラリーの数は多かった。この日は小祝さくら、竹田麗央と同組とあって、スタートホールから多くの観客が集結。今季は米女子ツアーで結果を残せていないとはいえ、国内では貴重なプレー機会とあって、注目度の高さがうかがえた。
本来であればアグレッシブなプレーで応えたいところだったが、コースはそれを簡単に許してくれなかった。
「いいところを見せることができず、すごく申し訳なかったですね。その分、麗央ちゃんとさくらちゃんが盛り上げてくれましたが、申し訳ない気持ちでラウンドしていました」と、残念そうな表情を浮かべた。
ギャラリーに対する感謝の気持ちは、結果で返さなければいけないことは重々承知している。
「なるべく早くいいところを見せられるように、まずは明日頑張りたいです」と、気持ちを切り換えていた。(埼玉県鳩山町/山西英希)
渋野 日向子(しぶの・ひなこ)
1998年生まれ、岡山県出身。2019年の「AIG全英女子オープン」でメジャー初制覇。同年は国内ツアーでも4勝をマークし、賞金ランキング2位と躍進した。2020-21シーズンは「スタンレーレディスゴルフトーナメント」「樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント」で勝利。22年からは米ツアーを主戦場としている。
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