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- “笑顔なき”2位フィニッシュの佐久間朱莉 パッティング改善でランキングは1位返り咲き!
「富士フイルム・スタジオアリス女子オープン」最終日。4バーディーノーボギーの「68」と追い上げた佐久間朱莉だったが、首位に2打届かず2位タイに終わった。
重めのパターで手が動くようになった
◆国内女子プロゴルフ
富士フイルム・スタジオアリス女子オープン 4月10~12日 石坂ゴルフ倶楽部(埼玉県) 6580ヤード・パー72
大会初日、イーブンパーの49位タイと出遅れた佐久間朱莉が2日目の13位タイ(通算4アンダー)を経て、最終的に2位タイ(通算8アンダー)でフィニッシュした。これにより、前週終了後に2位に落ちていたメルセデスランキングも1位に復活。シーズン序盤であるものの、粘り強さをしっかりとアピールした。ただ、佐久間自身に笑顔はない。
「やっぱり一番悔しい試合が2年前の今大会なので、リベンジしたい気持ちは強かったです」
2年前は今回と同じコースで開催されたが、最終日を首位タイで迎えながら、1打差の2位に破れた。初優勝を地元埼玉でという気持ちが強かっただけに、悔し涙を抑え切れなかった佐久間。当然、今回は優勝だけを狙っていたが、惜しくも優勝したウー チャイエンに2打及ばなかった。
「ホールアウト後はプレーオフになったらラッキーだなっていう思いで待っていました」と、わずかな望みにかけたが、リベンジはまた次回へ持ち越すことに。それでも、佐久間なりの収穫はあったという。

「大会初日、マレットタイプの少し大きいバージョンのパターを初めて使ったんですけど、最終日は今年のダイキンオーキッドレディスで優勝したときに使用したパターに戻しました」。直近2試合は31位タイ、17位タイとトップテンを外していたが、その原因はパッティングにあった。
「ちょっと手が動きにくいかなと思い、重めのヘッドなら勝手に手が動くかなという意図で換えたんですけど、ストロークがよくなってきたので戻しました」と佐久間。重いヘッドだとタッチを出すのが難しいと感じていたが、距離感を合わせるのが難しいという一面もあり、当初の手が動くという目的を果たしたことで元の鞘に収まったというわけだ。
パッティングはよくなったものの、この日は朝から強い風が吹いていたことで距離感を合わせるのが大変だったという。しかも北風だったので、寒さもあって思うように体も動かなかった。徐々に暖かくなると同時に風も弱まると、本来の正確さを取り戻したのか、後半のハーフでは3つのバーディーを奪い、ウーを猛追した。
「大会を迎える前からあまり調子はよくありませんでしたが、そんな調子の中でもベストを尽くして、最後まであきらめずにプレーできたのはよかったと思います」と、今大会を振り返った佐久間。
2年連続で年間女王のタイトルを獲得したい気持ちは強い。たとえ初日に出遅れても最後まであきらめなければ、上位に食い込めるという実例をつくったことは、終盤での女王争いにもプラスになることは間違いない。優勝こそ逃したものの、パッティングの調子やメンタル面での強さなど得たものは大きい1週間だったといえる。(埼玉県鳩山町/山西英希)
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