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- ゆっくり上げても飛距離は出ない!? 2年ぶりVの元メジャー覇者に学ぶ「素早いバックスイング」で飛ばす方法
300ヤード超を武器にツアーを戦うウィンダム・クラーク。その圧倒的な飛距離を支えているのは、意外にも“切り返し”ではなくバックスイングのスピードだった。飛ばしにつながる始動のポイントを吉田洋一郎に解説してもらった。
飛ばしの源はバックスイングのスピード
「ザ・CJカップ バイロン・ネルソン」は首位と2打差の2位タイで最終日をスタートしたウィンダム・クラークが1イーグル9バーディーの「60」と大爆発。後続に7打差をつける通算30アンダーで2024年以来のツアー4勝目を挙げました。
クラーク選手は、2013年のドライビングディスタンスで4位(319ヤード)、メジャー優勝を果たした2023年は313ヤードで15位にランクインした飛ばし屋です。昨シーズンの同ランキングは25位ですが、それでも311ヤード飛ばしており、32歳の今でも飛距離は健在といえるでしょう。
そんなクラーク選手を象徴するプレーがあったのは、3日目9番ホール(515ヤード・パー4)でした。ティーショットで307ヤードを飛ばしてフェアウェイをキープすると、残り200ヤード強の2打目をアイアンでピンそばにピタリ。難なくイーグルを奪いました。

彼の飛ばしの源はバックスイングのスピードです。始動からトップにかけてシャフトがしなるほど勢いよくクラブを上げ、切り返しではその反動を使ってシャフトを大きくしならせてエネルギーを増長させています。
飛距離不足に悩んでいる方は、このテークバックのスピードをイメージするといいでしょう。「ヘッドをコントロールしながらクラブを上げよう」と考えていては、スピードは上がりません。なかなかスピードアップできない人は、こんなイメージでバックスイングをしてみてください。
テークバックではなく「左打ちのフォロー」を意識する
まず、右腕が地面と平行になるポジションでフォローの形をつくります。この形を「右打ちのフォロー」ではなく、「クロスハンドで握った左打ちのテークバック」だと意識を変えてください。
ここから「クロスハンド・左打ち」スイングのイメージでフォローを出していきます。「テークバックではなくフォローを出す」というイメージに置き換えることで、右足で地面を蹴ったり、右ヒザを伸ばす動きが自然にできるようになり、地面反力を使ってヘッドをスピーディーに動かせるようになります。
実際にスイングする時も、フォローを出すつもりでテークバックすると勢いよくクラブを動かせるはずです。
スピーディーな始動ができたら、勢いを落とさずに切り返しでシャフトに思い切り負荷をかけ、一気にフィニッシュまで振り抜きましょう。
最初は方向性や軌道を気にせず、とにかく出だしのスピードを上げることに集中してください。遠心力やシャフトのしなりを効率的に使えるようになり、飛距離がアップするはずです。
【解説】吉田 洋一郎(よしだ・ひろいちろう)
1978年生まれ、北海道出身。世界のゴルフスイング理論に精通するゴルフスイングコンサルタント。デビッド・レッドベターから世界一流のレッスンメソッドを直接学ぶ。毎年数回、米国、欧州へ渡り、ゴルフに関する心技体の最新理論の情報収集と研究活動を行っている。欧米の一流インストラクター約100名に直接学び、世界中のスイング理論を研究している。海外ティーチングの講習会、セミナーなどで得た資格は20以上にのぼる。
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