今季4試合の米女子メジャー出場資格を持つ馬場咲希 塗り替えそうな「日本記録」とは?

2022年の全米アマチュア選手権を制した17歳のアマチュア・馬場咲希。「シェブロン選手権」など4つの米女子ツアーメジャー大会への出場資格を有するが、今後の活躍でどのような「日本記録」が期待されるのだろうか?

アマチュアの米女子メジャー最高位は服部道子の21位

 日本人アマチュア歴代最高位の更新も期待したい。現在の記録は1987年の全米女子オープンで服部道子がマークした21位である。

 服部はこの2年前の1985年に日本選手で初めて全米女子アマを制しており、1987年には21位で全米女子オープンのローアマチュアを日本選手として初めて獲得。見事2冠に輝いている。

昨年の日本女子オープンでは全米女子アマチュア制覇を記念した銀皿が贈られた 写真:清流舎
昨年の日本女子オープンでは全米女子アマチュア制覇を記念した銀皿が贈られた 写真:清流舎

 馬場は今年11月のプロテストに挑む方向なので、アマチュアとしてメジャーに出場するのは今季が最後となる可能性が高い。服部の記録を36年ぶりに更新するところを見たいものだ。

 全米女子オープン以外の日本人アマチュア最上位はどうか。全英女子オープンは安田祐香の59位(2019年)、エビアン選手権も安田で2019年にマークした37位である。

 シェブロン選手権は前述したように日本人アマチュア選手の出場が初めてなので、4日間プレーして順位がついた時点で最上位記録となる。もうひとつのメジャー全米女子プロは基本的にプロだけの大会である。

 期待値をさらに高めてトップ10に入った場合も考えておきたい。プロ、アマチュア問わず日本選手の最年少トップ10は畑岡奈紗が2018年全米女子オープンで10位に入った時の19歳141日である。今年はもちろんのこと、来年も記録更新可能だ。

 今の若手日本女子は渋野日向子、笹生優花という2人のメジャーチャンピオンを擁するように、世界の舞台で結果を残せる選手が次々に生まれている。量、質ともに歴代最高レベルにあるといえるだろう。

 そんな層の厚さの中でも馬場のスケールの大きさは輝きを放っている。メジャーで大活躍する姿を期待したい。

馬場 咲希(ばば・さき)

2005年4月25日生まれ、東京都出身。父親の影響で5歳からゴルフを始める。東京都ジュニアゴルフ選手権(18年)、関東ジュニアゴルフ選手権(19年)、東京都女子アマチュアゴルフ選手権(21年)などで優勝。175センチの長身で、270ヤードのドライバー飛距離が武器。昨年は全米女子オープンに予選会を経て出場し、決勝ラウンドに進んで49位。8月の全米女子アマでは、日本勢として85年の服部道子以来、37年ぶりとなる優勝を手にした。

【動画】オーガスタナショナル女子アマで見せた馬場咲希のスーパーショット実際の映像
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