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- 人気低迷が叫ばれる国内男子ツアーは2年後に期待!? ジャンボ尾崎がそう予言する根拠とは?
今年も「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクションsupported by ISPS HANDA」が開催されたが、終了後、ジャンボ尾崎が日本の男子プロについて思いを語った。
23年の日本アマ優勝者もジャンボアカデミー出身
原英莉花や西郷真央など女子プロの師匠として名前の出ることが多いジャンボ尾崎だが、「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミーセレクションsupported by ISPS HANDA」では男子ゴルファーも合格している。
ただ、男子の場合は女子のように高校を卒業してすぐにプロへ転向するパターンは少なく、ツアーで名前を聞く機会もあまり多くない。ジャンボ自身も「男子は少し余裕をもって見ることができる」と、じっくりと育てる方針だ。
それでも早くから結果を残す選手は男子にもいる。昨年の日本アマを制した中野麟太朗(なかの・りんたろう)がいい例だ。第4期生としてアカデミーに加わると、関東アマや全国高校ゴルフ選手権で優勝を飾った。
また、一昨年の世界ジュニアで優勝した本大志(もと・たいし)もアカデミーで腕を磨いていた。ともにナショナルチーム入りしたことで、最近はアカデミーで練習する機会は少なくなったが、ジャンボとのつながりは切れていない。
ジャンボにしてみれば、彼らが男子ツアーで活躍する姿を1日でも早く見たいところだが、その男子ツアーに対する不安は小さくないという。
「毎年のように試合が減っているからな。このままいったらどうなるんだ?」
24年の国内男子ツアーは史上最少の23試合と発表されただけに、確かに不安も残る。さらに、男子ツアーの場合、賞金ランキング3位までの選手には欧州ツアーの出場権が与えられることに加え、海外ツアーのQスクールを受験する選手も多く今以上の人気低下も予想される。
たとえ海外ツアーに選手が流出しても、松山英樹のように上位で活躍する選手が数多く出てくれば、男子ゴルフ自体の人気が高まる可能性はあるが、ハードルはかなり高い。
「男子は世界的なレベルが高すぎるからな。テレビ中継を見てもすごいもん。体といい、迫力といい、キレといい、あれじゃあ日本選手は勝てないよ」と、ジャンボの目から見ても、海外との差は大きい。
ただ、メジャーで戦いたいなら、やはり海外ツアーに出て行くべきだともいう。コースや芝に慣れるだけでなく、レベルの高い選手と競うことが経験として生きるからだ。となると、やはり国内の男子ツアーへの不安も高まるところだが、人気復活の希望はあるとのこと。
「今の子たちは学生同士で激しく競い合うことが多い。トレーニングにしても海外からの情報は簡単に入るし、鍛えることはできる。あと2年もすれば、レベルの高い大学出身の選手が増えるだろうから、そこかな」
先ほど名前を挙げた中野もその1人となる可能性は大きい。もちろん、中野だけでなく、自分のアカデミーからもそういった人材を輩出したい思いもある。
「まあ、男子ツアーが盛り上がってきた頃にオレがいるかどうかは分からないけどな(笑)」
男子ツアーの人気復活を最も願っているのはジャンボかもしれない。
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