スリクソン「ZXi5」が首位をキープ！ キャロウェイ「ELYTE」3機種もランクイン　2025年2月売れ筋アイアンベスト5

　ツアープロが求める「イメージどおりの球筋」「距離」「スピン量」を具現化するため、ボールとのインパクト、ソールと芝（地面）のコンタクトを解析し、「接点の技術」と「プレイヤーの感性」を融合したツアーモデル。洗練されたヘッドシェイプと無垢の軟鉄鍛造ならではの“快芯”のフィーリングで、切れ味のよいショットを生み出します。2024年9月6日発売。メーカー希望小売価格: 6本セット（＃5～9、PW）:14万5200円（税込み）、単品（＃4）:各2万4200円（税込み）。7Iのロフト角＝32度

　ヘッドスピードが標準かそれ以上で、ある程度の範囲内に打点が集まる中・上級者をターゲットとしたスタンダードモデル。飛びやスピン、打ち出しといった要素の再現性も考慮しながら、AIが設計したフェースを採用。飛距離性能や寛容性はもちろん、アイアンショットに求められる、正確性の高い弾道をもたらしてくれるモデルとなっています。2025年2月14日発売。メーカー希望小売価格:5本セット（＃6～9、PW）: 14万8500円（税込み）、単品（＃5、AW、GW、SW）:各2万9700円（税込み）。7Iのロフト角＝29度

　2月も1位は「ZXi5」で、相変わらず多くのお客様に支持されています。新製品のアイアンは入ってこないのかな？　と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、ピンのG440アイアンは3月6日発売、キャロウェイはドライバーよりも1週間遅い2月14日発売だったので売上本数に影響が出ている気もします。

　テーラーメイドは「Qi MAXLITE」のみのラインアップでした。アイアンの売上に変化が出てくるのは、4月になるかもしれませんね。

　みなさん、ご存知だと思いますが、アイアンはモデルによって、ロフトの設定が異なっています。ターゲットゴルファーが何を求めているのかによって、ロフト設定が変わってくる印象です。

　例えば、首位の「ZXi5」はロフト31度ですが、同じメーカーでも「ゼクシオ13」は28度とロフトが立っています。ロフトが立っていると球が上がらず難しいといわれていたのは昔の話で、最近のアイアンは構造の工夫でロフトが立っていても、ラクに球が上がって、さらに飛距離が出せるようになっています。

　なので、アイアンを選ぶときにあえてロフトを気にする必要はないと思います。「ロフトが立っていて、飛び過ぎるのもどうなの？」とおっしゃる方もいますが、番手ごとの飛距離差がきちんと出るのであれば、問題はないと思います。

　例えば、7番で160ヤード飛ばせるのであれば、8番で150、9番で140、ピッチングで130飛ばしていけばいいんです。さらに120ヤードを打つクラブ、110ヤードを打つクラブ、と、ウェッジを加えていくなど、自分なりのセッティングをしていけばいいわけです。ロフトにとらわれ過ぎずに、自身の飛距離の階段を上手に作ってください。

※ランキングは、有賀園ゴルフ全店舗、ネットショップも含めての売上本数で、マークダウン商品をのぞいて算出してもらいました。表記価格はメーカー純正シャフト装着モデルです。
取材協力:有賀園ゴルフTHE CLUB 新宿高島屋店