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- メジャー全球団採用の弾道計測器メーカーが出した“アンダー5万円”モデル データは野球とゴルフをどう変えた?
弾道計測器を練習で活用する選手が増えたことで、ツアーのレベルはどんどん上がっています。とはいえ、そうした機器は数百万円もする高価なもので、一般ゴルファーが簡単に導入できるものではありません。そんな中で注目したいのが、「Rapsodo」というメーカーが作った「MLM(モバイル・ローンチ・モニター)」というお手頃価格の弾道計測器です。
弾道計測によって過去の常識が覆った
近代のスポーツを激変させた大きな要因のひとつとして、「弾道計測器」の進化と普及が挙げられます。例えば野球の世界では、2015年から「スタッドキャスト」と呼ばれるシステムが導入され、球場内の選手の動きやボールの詳細な弾道データが記録、分析されるようになると、パフォーマンスを高めるために必要な、さまざまな要素が明確になってきました。
例えば、ホームランを打つには、打球速度158キロ以上、打ち出し角26〜30度の「バレルゾーン」の打球を打つのが最適と分かりました。長打が増えれば、それだけ得点もしやすくなり、ひいてはチームの勝利に貢献できます。そのため、多くの打者が「バレルゾーン」の打球を出すべく、アッパースイングでボールを打ち上げるようになったのです。
これは「フライボール革命」と呼ばれ、それまで打球は転がすべきと考えられていた野球界の常識が大きく覆ったことで話題となりました。メジャーリーグの全球団で弾道計測器が導入されている「Rapsodo」の日本支社長、山同健氏は以下のように語ります。
「弾道計測器の登場で、練習の仕方からチームとしての戦略まで大きく変わりました。トスバッティングで打球速度や打ち出し角を計測するのはもはや常識ですし、ピッチャーの投げるボールを計測し、回転の変化を見ることで、適切なタイミングで交代させることができるようにもなりました」
「選手を評価する際の指標に“OPS”という項目が重要視されるようになったのも弾道計測の影響ですね。出塁率と長打率を合算した数値なのですが、打率や打点よりもチームへの貢献度が高いことがビッグデータから明らかになっていますので、OPSが高いほど、選手の年棒も高くなると言われています」
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