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- メジャー全球団採用の弾道計測器メーカーが出した“アンダー5万円”モデル データは野球とゴルフをどう変えた?
弾道計測器を練習で活用する選手が増えたことで、ツアーのレベルはどんどん上がっています。とはいえ、そうした機器は数百万円もする高価なもので、一般ゴルファーが簡単に導入できるものではありません。そんな中で注目したいのが、「Rapsodo」というメーカーが作った「MLM(モバイル・ローンチ・モニター)」というお手頃価格の弾道計測器です。
「ラプソード MLM」で一般ゴルファーも弾道計測で上達できる時代に

弾道計測をパフォーマンス向上につなげる試みは、ゴルフ界でも近年、盛んになってきました。トーナメント会場でプロの練習風景を見ていると、「トラックマン」や「フライトスコープ」「GCクワッド」といった弾道計測器を活用する選手が年々増えています。
練習に弾道計測を取り入れることで、飛距離や方向性アップに役立てられることはもちろん、番手ごとの飛距離や球質を把握しておくことで、コース攻略もしやすくなります。
プロに限らず、一般ゴルファーも弾道計測器を取り入れることで大きなパフォーマンスアップが期待できるのですが、一番のネックはその価格です。「トラックマン」を始めとする、プロが使用する弾道計測器はどれも数百万円もする代物ですから、とても一般ゴルファーに手が出せるものではありません。
前述した「Rapsodo」は日本での知名度はそこまで高くないですが、メジャーリーグの全球団が導入していることからも分かるように、弾道計測という分野において高い技術力を持つメーカーです。ゴルフ用として展開している「MLM(モバイル・ローンチ・モニター)」は4万9500円(税込み)という低価格で販売されていますが、その測定精度の高さや使いやすさは高く評価されています。
「Rapsodo」のCEO、バトゥハン・オカー氏に話を聞くと、そもそも弾道計測器をつくるきっかけになったのは自身のゴルフ上達が目的だったと教えてくれました。
「2011年頃になりますが、趣味のゴルフに真剣に取り組む中で、弾道計測器を使ってスイングの状態や飛距離を知りたいと考えました。当時から『トラックマン』や『GC2』といった画期的な機器が世の中にありましたが、どれも高価で、とても個人で買えるものではありませんでした」
「私は半導体のエンジニアをしていたこともあり、どうすれば弾道計測器がつくれるのか分かっていましたから、それなら自分でつくってしまおうと考え、『Rapsodo』を起業したのです。私のように悩むゴルファーは多いでしょうから、なるべく多くの人に使ってもらえるようにリーズナブルな価格帯で弾道計測器をつくることが基本的なコンセプトでした」
「そんな中で最初に開発したのが『スカイトラック』です。他社のものに比べて10分の1ほどの価格で販売しましたが、測定精度については他社に引けを取らないものができたと考えています。その後、ゴルフ以外のスポーツでもできないかと考え、野球用の弾道測定器の開発を進めました。今やメジャーリーグのすべての球団でわれわれの製品を使ってもらっていますし、下部リーグや大学などでも導入が進んでいます。野球の世界では大きな成功を収められたと言って良いでしょう」
「そして再び、野球で培った技術やテクノロジーをゴルフの弾道計測器に生かせないかと考え、プロや競技者ではなく、悩める一般ゴルファーに向けた低価格体の製品『MLM』を設計開発したのです。『トラックマン』と同じドップラーレーダーを搭載し、スマートフォンのインナーカメラを利用することで、高精度な計測が可能となりました。エントリークラスのゴルファーであっても、クラブごとの飛距離のギャップやショットの方向性を知ることで効率的な練習ができるようになり、潜在能力がしっかり引き出せるはずです」
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