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- スコアのためには“毎回同じクラブ”じゃダメ!? コースや調子によってセッティングを変えるメリットと注意点とは?
一般ゴルファーはどんなコースを回る時でもクラブのセッティングを変えない人が大半かもしれません。しかし、なかには行くコースの特徴によって中身を入れ替えるゴルファーもいます。
コースのフェアウェイ幅や高低差の大きさを考慮
一般ゴルファーはどんなコースを回る時でもクラブのセッティングを変えない人が大半かもしれません。しかし、なかには行くコースの特徴によって中身を入れ替えるゴルファーもいます。

では、どのような理由からクラブのセッティングを変えるのでしょうか。レッスンプロの三浦辰施氏は、以下のように話します。
「特に、上級者を中心にクラブのセッティングをコースごとに調整する人は一定数います。例えば、フェアウェイの幅が狭くて曲がりに対してシビアなコースだと、多少飛距離を捨てても方向安定性が高いドライバーを選ぶという作戦が考えられるでしょう」
「有名な例だと、マスターズを3度制しているフィル・ミケルソン選手は、ドロー用とフェード用2本のドライバーを駆使して2006年の同大会を制しました。私もロングアイアン近辺でセッティングを調整する場合があり、コースの高低差を考えて4番アイアンとユーティリティーのどちらを入れるか決めています。アップダウンが大きめのコースでユーティリティーを使うと、打球が高く上がることによって風にあおられやすく、万が一ミスした時に余計に曲がってしまいそうな感覚があるからです」
「その場合、ロングアイアンの方が弾道を低く抑えられて風に左右されにくくなるので安心感があります。ミドルアイアンやショートアイアンは『狙っている距離を正確に打つ』ために使うのに対し、ロングアイアンは『距離を稼ぐ』という性格が強いので、風の影響を受けず確実に前に進んでくれそうな構成にしています」
また、三浦氏はコースごとにパターを変えることも多いそうで、常に2本は用意してグリーンに使われている芝の種類や当日のコンディションに応じ、「一定の振り幅で強弱を分けられるもの」や「無駄にボールが転がり過ぎないもの」などを、スタート前の練習で選んでいると言います。
ちなみに、ミケルソンは21年の全米プロゴルフ選手権で優勝した時もドライバー2本持ちを披露しています。シャフト長47.5インチの「キャロウェイ・EPIC SPEED」を“飛ばす専用”にした一方、ヘッド体積が275ccのミニドライバーである「テーラーメイド・オリジナルワン」を“置きに行く専用”としました。
スイングバランスはできるだけ一定にした方が良い
では、コースごとにクラブセッティングを変えるにあたっては、どのような点を覚えておくと良いのでしょうか。三浦氏は以下のように話します。
「フェアウェイウッドやロングアイアンの一部をユーティリティーに差し替えたり、パターやドライバーを2本程度持ったりするのが一般的です。そのため、『クラブセッティングを変える』と言っても何本もコロコロ交代させるのではなく、基本となる組み合わせにせいぜい2本前後をプラスで準備しておくのが普通でしょう」
「振り心地を一定にしてスイングの一貫性を高めるため、14本の中でスイングバランスはできるだけ一定にした方が良いと言われますが、プラスアルファで持つクラブを『どんな目的で使うか』によって考え方は変わります。例えばドライバーを2本持つとしたら、シャフト長やロフト角は違っていても、スイングバランスでつじつまが合うように調整すれば、状況に応じて2本を使い分けても同じ感覚で振ることができると思います」
「しかし、パターに関してはグリーンのコンディションによって、バランスが異なる複数本の中から選べるようにすると良いでしょう。特にパッティングのストローク幅が大きめな人の場合、高速グリーンで打つとボールが余計に転がってしまうため、バランスが軽めのものも用意しておけばストローク幅をわざわざ変えなくても、打球の勢いを調整しやすくなるはずです」
他にも、バンカーに砂があまり入っていないコースの場合は、ソールが跳ねないようバンス角が少なめのウェッジに入れ替えるなども考えられます。
とにかく新しいクラブを使いたいのがゴルファー心理ではありますが、手持ちの古いクラブも活用し、セッティングを柔軟に変えることによってコース攻略に幅が生まれるかもしれません。
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