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- 以前に比べて割安な「冬料金」を設定するゴルフ場は減少している? 少し暖かくなった近年の「冬季ゴルフ場事情」を聞いた
最近は冬場にゴルフ場でプレーしても、ティーが刺さらないようなことや池が全面凍結することが減ったように感じます。「冬季料金」としてやや割安だったプレー料金にも変化はあるのでしょうか。
以前に比べて雪が少なくなりプレーしやすくなった
プロゴルフツアーは男女ともに2025年シーズンが終了し、オフシーズンに入りました。新シーズンが始まるのは2026年春です。
ゴルフ場も北海道や東北などは雪が降りますから、プレーができなくなります。雪が降り始めたタイミングで冬季クローズに入り、来春まで営業をお休みします。
一方で、関東以南の多くのゴルフ場は、雪が降るといっても、たまに降る程度で、降り積もって営業できなくなることはそれほど多くありません。ほとんどのゴルフ場は通年営業を行ないます。
それでも冬は寒いので、ゴルフをプレーするには少し過酷な環境です。ひと昔前は冬になるとゴルフをお休みするゴルファーがたくさんいました。ゴルフ場は来場者を確保するためオフシーズン料金を設定し、集客に力を入れていました。
ところが近年は、冬でも普段と変わらぬペースでプレーするゴルファーが増えています。むしろプレー料金が安くなるので、普段以上のペースで“固め打ち”をする猛者もいるようです。冬のゴルフ事情をゴルフ場関係者に聞いてみました。

「確かに近年は、冬はお客様にとってプレーしやすくなっていると思います。ゴルフ場に雪が降るかどうかは立地条件によって変わりますが、関東のゴルフ場は昔と比べて雪が圧倒的に少なくなりました」
「ひと昔前は雪が一度降ると、『これでしばらくの間は(営業は)無理だね』という状況でしたが、最近は雪が降って積雪クローズになっても、翌日にはもう溶けている、みたいなパターンが多くなりました」
「冬の来場者が増えていることは数字にも表れています。関東のほとんどの地域は、昨冬の来場者が対前年比100%を超えています」
プレーしやすくなったのに料金が安いから狙い目
冬の来場者が増えていることは、ゴルフ場の駐車場を見ればすぐに分かります。筆者がゴルフを始めた25年前(2000年ごろ)は、冬の朝にゴルフ場に着くと、車が4~5台しか止まっていませんでした。それが今は20~30台止まっていることもあります。
25年前の冬が今と比べてどれくらい寒かったか分かりませんが、当時は冬のラウンドが本当に億劫でした。朝起きるのがめちゃめちゃツラかったですし、車のフロントガラスは真っ白く凍っていて、予定どおりに出発することができません。
出発が少し遅れたぶん、急いでゴルフ場に向かいますが、高速道路を降りて山道に入ると、路肩が凍っていてツルツル滑ります。危ない目に何度も遭いましたし、事故を起こして途方に暮れているドライバーの姿を見かけたこともあります。
何とか無事にゴルフ場に着いても、地面はどこもカチコチです。ティーショットはティーボーリング(穴を開ける器具)で穴を開けて打ちますが、セカンドショットはフェアウェイが硬いので打ち込むことができずにトップします。
バンカーもグリーンも凍っているので普段どおりプレーできません。出だし3ホールで10オーバーなんていうスコアが定番でした。唯一のメリットは、池の水が凍っているのでボールが氷の上でバウンドし、池ポチャを逃れるケースがあったくらいでしょうか。
それが近年は、朝の冷え込みがやわらぎ、太陽が出ると日差しがポカポカと当たって暖かくなります。グリーンも凍結防止シートで保護されているのでボールが跳ねることがありません。以前と比べたら天国のようなコンディションです。
ただ、ゴルファーにとってはプレーしやすくなりましたが、ゴルフ場が普段どおりの料金で営業できるかといったら、「12月に入っても11月と同じ料金で突っ走れるかというと難しいですね」とのこと。
つまり、冬は安い料金で実戦経験を積み重ねるのに絶好のシーズンになります。寒さがそれほど苦にならない人は、防寒対策をしっかり施してゴルフ場にたくさん足を運んでほしいです。
保井友秀(やすい・ともひで)
1974年生まれ。出版社勤務、ゴルフ雑誌編集部勤務を経て、2015年にフリーライターとしての活動を開始。2015年から2018年までPGAツアー日本語版サイトの原稿執筆および編集を担当。現在はゴルフ雑誌やウェブサイトなどで記事を執筆している。
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