違うのは飛距離だけじゃない! 知っていると上達に役立つレンジボールの特性とは?

練習場で使用されている「レンジボール」には、ネットを突き破らないための安全設計がされています。結果としてコースボールに比べ飛距離が出づらい特性を持っているのですが、調べたところ「それだけではない」事がわかりました。レンジボールにはどんな特性があるのでしょうか?

レンジボールは「量」より「質」を確認するもの

「レンジボールでは練習する意味がないのか?」というと、もちろんそんなことはありません。コースボールと同じ大きさと形状である以上、インパクト時のフェース向きやヘッド軌道によって「曲がる原因」を特定できます。つまりスライスする「曲がり幅」は少なくなりますが、「曲がる方向」は正しいのです。

コースボールに比べ(新品時の概算で)飛距離だけでなく打ち出し角やスピン量も10~25%減少する
コースボールに比べ(新品時の概算で)飛距離だけでなく打ち出し角やスピン量も10~25%減少する

 例えばレンジボールで、真っすぐのショットが打てるようになったら、コースボールでも右や左に打ち出されるショットにはなりません。また、レンジボールでインテンショナル(意図的)に曲げられるなら、コースボールでも同じようにフックやスライスが打てるようになります。

 レンジボール時の飛距離や高さ、スピンなどの「量」ではなく、左右の打ち出し方向や曲がる傾向など「質」を確認しながら練習していけば、クラブのつかまりなどの目安などにも十分活用できるのです。

【解説】筒 康博(つつ・やすひろ)

伝説のプロコーチ・後藤修に師事。世界中の新旧スイング方法を学び、プロアマ問わず8万人以上にアドバイスを経験。スイング解析やクラブ計測にも精通。ゴルフメディアに多数露出するほか、「インドアゴルフレンジKz亀戸」ヘッドコーチ、WEBマガジン「FITTING」編集長を務める。

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テーラーメイド ステルス2 ドライバー
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テーラーメイド ステルス2プラス ドライバー
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テーラーメイド ステルス2 HD ドライバー
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テーラーメイド ステルス2 シリーズ
複雑な構造を持つステルス2 シリーズ
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より性格付けがハッキリした「ステルス2」ドライバー3機種
練習場で採用している「レンジボール」はたくさんの種類があり、それぞれコースボールに比べて構造や飛距離「以外」にも大きな違いがある
レンジボールには多くの練習場で採用されている単一構造「ワンピース」ボールとコースボールに近い「ツーピース」もあり、4~6種類の硬さ(コンプレッション)に分かれている
コースボールに比べ(新品時の概算で)飛距離だけでなく打ち出し角やスピン量も10~25%減少する
スイング幅の小さなハーフショットならフェースの芯でとらえる確率も上がるし、フェースのどこに当たったかも理解できる
ベルトのバックルを右に向けてから左に向けると、体の回転するようになる
ハーフショットを行う際は、右の上腕が体から離れないようにすると体は自然に回る
ハーフショットを行う際は、右の上腕が体から離れないようにすると体は自然に回る
ハーフショットを行う際は、右の上腕が体から離れないようにすると体は自然に回る
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