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おとなしくなったリブゴルフ選手のなかでラームだけは強気崩さず ライダーカップ出場への“特例”“譲歩”にも不満
リブゴルフ選手たちは自身の権利を主張して、さながらダダっ子のように振る舞うことが多かったが、最近はすっかりおとなしくなっている。そんななか、ジョン・ラームだけは主張を曲げることなく不満を言い続けている。
リブゴルフは罰金を肩代わりすると表明
ラームの罰金騒動を傍目にして、リブゴルフはラームを含めた元DPワールドツアー選手全員の罰金を「肩代わりして全額支払う」と申し出た。

その金額も、潤沢なオイルマネーが溢れ返るリブゴルフにとっては何でもない少額なのだろうが、金額の大小はさておき、そうやってリブゴルフが罰金を肩代わりすることの方が、よっぽど「筋が通らない」「違う」と私は思う。
実際、DPワールドツアーがリブゴルフからの申し出をきっぱり拒否したと聞いたときは、その毅然とした態度に拍手を送りたくなった。
だが、米スポーツ・イラストレイテッドによると、DPワールドツアーは自分たちのプライドによって拒否したというよりも、リブゴルフ選手のカムバックを一切認めていないPGAツアーへの気遣いや、すでに罰金を支払った選手への気遣いもあって、「がんじがらめになって動きが取れない状態」とのこと。
いろいろな選手、団体、機関の声に耳を傾けることは、ときとして必要である。
だが、すでにあるルールや規定を自分の都合に合わせて「変更してほしい」「変更すべきだ」と言い張ることは身勝手であり、その身勝手なリクエストを聞き入れてしまうと、どんどん特例を増やすことにつながり、やがて、どん詰まりになる。
強い選手は年間王者や賞金王にはなれても、わがままな王様になってはいけないし、万能の神様にはなりえない。その意味を、今はまだ「ダダっ子の過程」にあるラームが自ずと悟るまでには、あとどのぐらいの時間が必要だろうか。
文・舩越園子
ゴルフジャーナリスト/武蔵丘短期大学客員教授。東京都出身。百貨店、広告代理店に勤務後、1989年にフリーライターとして独立。1993年に渡米。在米ゴルフジャーナリストとして25年間、現地で取材を続け、日本の数多くのメディアから記事やコラムを発信し続けてきた。2019年から拠点を日本へ移し、執筆活動のほか、講演やTV・ラジオにも活躍の場を広げている。
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